中庭にウッドデッキのある暮らし
自分たちだけのプライベートなお庭があったら最高ですよね。
「今回は中庭にウッドデッキのある暮らし」というテーマで執筆しました。
住宅に中庭を設けるメリットや、中庭の形、中庭にウッドデッキをつけたときの種類なども詳しくご説明できたらな、と思います。
中庭にウッドデッキがあることで、中庭の使用用途はグンと広がり、それは家族の楽しみの一つになります。
中庭のウッドデッキを設置したい方はぜひご参考にしてみてください。
Contents
中庭とは
そもそも中庭とはどういったものなのでしょうか。
お家の中の楽しみのひとつが「庭」です。中庭とは、文字のとおり、「家の中にある庭」です。
建物の中にあり、壁や塀で覆われた空間で屋根がない部分を指します。
中庭でBBQをしたり、外からの目線が気にならないような形の中庭なら、家族でプールに入ったりと、色々な用途で使用できます。
中庭を作るメリット
中庭を作るメリットとして、
- 家族だけのプライベートなお庭を満喫できる
- 家の中とお庭の繋がりが生まれる
- 家に外からの風が入りやすい(窓を開けっぱなしでも気にならない)
- 防犯性に優れている
などが挙げられます。やはり中庭の最大のメリットは、家族のプライベートな空間ではないでしょうか。
例えば、家が道路に面している場合、お庭で遊びたくても、外からの目線が気になります。また、家のお隣との距離が近い場合も、安易にBBQや花火などはできません。しかし、中庭という空間であれば、外部の「目線」をしっかりとカバーしてくれるメリットがあるので、気軽に自宅の庭を使用することが可能となります。
そして、中庭がある事で、家の通気性を一段と良くしてくれるので、湿気が「こもりやすい」家に住んでいる方にはぜひおススメしたい空間です。
中庭をつくるデメリット
先ほど中庭を作るメリットを紹介しましたが、一方デメリットにはどんなものがあるのでしょうか。
- 家の建築費用が高くなってしまう
- 虫などが家に入りやすい
- 中庭に排水設備を設置しなければいけない
- 中庭には窓を多く設置しなければいけないのでどうしても掃除が大変になる
などがあります。
まず、中庭を作りたいという気持ちよりも先に考えなければいけない事は、自分の土地の大きさに中庭が収まるのかどうかです。
ほしい部屋数や駐車スペースなどの他に中庭を設ける事ができるのか、費用はどのくらいかかるのか、などを含めて考えることが最優先です。
中庭は家の中と外を繋いでくれる素敵な空間ですが、間取り次第ではリビングスペースやそのほかの部屋を圧迫してしまうかもしれません。住宅をお願いする建築士と共に一番家の間取りとなじむような中庭作りを提案してもらいましょう。
そして、中庭の周りは窓となることが多い為、窓の断熱性能も考えなければ、結果として室内の断熱性が落ちてしまう事に繋がります。窓のグレードや掃除のしやすさなども考慮して窓選びをするといいでしょう。
ウッドデッキを作ろう!
さて、今回のメイン。ウッドデッキのお話です。
中庭とウッドデッキの関係は切っても切れない家族のようなもの。中庭は、ウッドデッキという相棒が居なくても、畑や木などを植える事で十分楽しむことはできます。しかし、中庭にウッドデッキを投入する事で、中庭の使用頻度や快適性は驚くほどの向上します。
ウッドデッキにはどんな種類があるのか。またメリットデメリットも含めてご紹介します。
ウッドデッキの種類
ここではウッドデッキの種類について触れたいと思います。
ウッドデッキには大きくわけて3種類の素材が存在します。
人口樹脂木のウッドデッキ
人口樹脂木とは言葉の通り、人口で作られた樹脂に木粉を混ぜて作られた板材を指します。
天然木と違い木の反りなどがなく、見た目や色も品質にムラがなく均一です。
人口樹脂木のメリットとして、天然木にも勝る耐久性が挙げられます。雨風にも強く、白アリの被害もありません。
色の退色などによる塗り直しもないので、イニシャルコストは高いですが、ランニングコストが良く高コスパで使用していただけます。
天然木(広葉樹)(針葉樹)のウッドデッキ
天然木には2つの種類があります。それが広葉樹と針葉樹です。
簡単にご説明しますと、広葉樹は針葉樹に比べて木材の素材が「硬い」です。
硬いという事は、傷がつきづらいので耐久性が抜群に良いです。
広葉樹は床材にも多く採用されており、密度が濃く引き締まった見た目は、高級感を演出してくれます。
逆に、針葉樹は木の中に多く空気を含んでいます。ですので、素材自体に柔らかさがあり、加工がしやすいのが特徴です。
床材などで使用するには少し傷つきやすいデメリットはありますが、足裏の踏み心地が優しく、小さい子どもがいるご家庭では、あえて針葉樹の木材を選ばれることも多くあります。
ウッドデッキは主に外で使用するものとなりますので、雨風に強く、耐久性がある素材を検討される方が多いです。
ウッドデッキのメリット
ウッドデッキを設ける事で得られるメリットは多くあります。
- ウッドデッキで洗濯物が干しやすくなる
- リビングが広く感じる
ウッドデッキと室内の床高をそろえることで、まるでリビングが延長したように広々と感じられます。
そして洗濯物を外に持っていくときも、「いちいち下足に履き替えて段差のある庭へ降りて、洗濯物を干さなければならない」といったストレスから解放されます。
軽い洗濯物なら良いですが、布団などの大きな物を外に干す場合は、室内から庭へのわずかな段差もかなり気になるものです。
ウッドデッキがある事で、室内から簡単に庭に洗濯物を干せるようになる事は主婦にとってとても大きなメリットになります。
- ウッドデッキが遊び場になる
「遊び場」というと一番に思い浮かぶのが子どものプールです。
ウッドデッキの上にそのままプールを置いて遊べますし、親もリビングから目が届きやすい利点があります。
また、子供だけではなく、大人もウッドデッキを満喫する用途は多種多様に存在します。
ウッドデッキにハンモックを設置し、その上に寝転んで本を読んでみたり、テーブルを出してアウトドアリビングとして週末は使用するのも良いでしょう。
ウッドデッキがあるメリットは数え切れないほどあります。
自分の生活スタイルにあったウッドデッキの活用法をたくさん考えてみてはいかがでしょうか。
中庭にウッドデッキをつくる費用相場
今ある中庭にウッドデッキを後付けする場合、人口樹脂木と天然木で設置費用がわかります。
人口樹脂木の場合は、1平米あたり約り2.5万円から3.5万円ほど。
天然木の場合は、ウッドデッキに人気の広葉樹を使用するとして、1㎡あたり3万円から4万円ほどです。
専門の施工業者にお願いする場合は、基礎工事からしっかりと作業をしてくれるので安心感があります。
地元で人気のある工務店やリフォーム業者に見積りをとってもらい、アフターフォローなどもしっかりと確認したうえでお願いする会社を決めましょう。
まとめ
今回は中庭を設ける魅力やウッドデッキを設置する場合の種類・利点などについてもご説明させていただきました。
ウッドデッキの設置する場合は、ひさしを設けるのか、風通しや火の扱いは大丈夫かなどをしっかり見極めた上で場所を決めましょう。
中庭とウッドデッキは、私たちの暮らしを今よりも確実に豊かにしてくれる素晴らしいものです。
中庭に緑があるだけで室内から見る眺めは気持ちのいいものになりますし、お子様がいるご家庭では遊び場としての活躍も多々あるでしょう。ぜひ今後のお家づくりの参考にしてはいかがでしょうか。