浄水器とウォーターサーバーを比較|一人暮らしや家族向けの選び方、一体型も紹介

浄水器とウォーターサーバー

浄水器、ウォーターサーバーどちらかを利用するか迷っていないでしょうか。どちらも商品数が多いので、コスト、水質、使い勝手などを調べて考えるのが大変ですよね。

 

そこで今回は浄水器のプロである東部燃焼(株)が浄水器とウォーターサーバーを比較し、どちらを選ぶか検討する際に役立つ情報を紹介します。(東部燃焼は全館浄水器『きわめ水』の製造メーカーです)

 


コラムのポイント

  • 浄水器とウォターサーバーは全く違う商品。特徴を整理すると選びやすくなる
  • コスパ、置き場所など一番重視したい項目を決めると、どちらを選ぶか決める基準となる
  • 浄水器とウォーターサーバーをかけ合わせたような商品もある

浄水器とウォーターサーバーを比較

浄水器とウォーターサーバーを比較

まずは浄水器、ウォーターサーバーを選ぶ際に気になる5つの項目をピックアップして、両者の使い勝手を比較しましょう。

 

  • コスパ
  • 置き場所の確保
  • 人気
  • 水質
  • メンテナンス

 

浄水器とウォーターサーバー、コスパがいいのはどっち

浄水器とウォーターサーバーにかかる費用の内容は、全く違います。長期間使うことを想定し、本当にコスパがいいのはどちらなのかを考えましょう。

 

【浄水器:本体の購入費用+カートリッジ交換費用】

浄水器は6タイプに分かれていて、それぞれ使い勝手が違います。

  • 全館浄水器
  • ビルトイン浄水器
  • 据え置き型
  • 蛇口直結型
  • 水栓内蔵型
  • ポット型

 

カートリッジ交換サイクルが長いものほど高額&浄水容量が多い傾向があるため、「本体の購入費用+(カートリッジ交換サイクル×カートリッジ交換費用)」という計算で、数年分の総コストを計算するのがおすすめです。

 

例えば東部燃焼(株)のオリジナル浄水器『きわめ水』(全館浄水器)の場合は、以下の金額です。

  • 浄水器本体の購入費用:170,000円(工事費込み、税込み)
  • カートリッジ交換サイクル:年1回が目安(水質によって半年〜2年となるケースがあります)
  • カートリッジ交換費用:14,300円(税込み)

 

10年間の総コストを計算すると、「170,000円+(1回×14,300円×10年間)=313,000円」となります。

 

高額に感じますが、1つの浄水器で家の全ての水栓から浄水が出る(キッチンだけでなく、お風呂、シャワー、洗面所なども)という点がお得です。

 

一方で以下のような費用相場の蛇口直結型浄水器を使う場合も、計算してみましょう。

  • 浄水器本体の購入費用:5,000円
  • カートリッジ交換サイクル:年3回
  • カートリッジ交換費用:3,000円

 

10年間の総コストを計算すると、「5,000円+(3回×3,000円×10年間)=95,000円」となります。家の複数箇所に浄水器を設置したい場合は、設置数の分だけコストがかかる点にご注意下さい。

 

【ウォーターサーバー:月々の本体レンタル料+水代】

ウォーターサーバーのコスパ

ウォーターサーバーは、本体をレンタル(リース)して使うのが一般的です。水代は必ず支払う必要がありますが、月々のレンタル料が無料という商品も多数あります。

 

ただし「月々のレンタル(リース)料が無料の場合は水代が高め」という傾向があるので、ウォーターサーバーも長期間使うことを前提に総コストを計算しましょう。

 

例えば月々の「本体レンタル料が700円」で「水代が1,200円/12リットル」の場合、月48リットルの水を使い続けると、コストは以下のとおりです。

※月48リットルは、4人家族(夫婦+子供2人)が1月に使う平均的な量といわれています。

 

10年間の総コストは「{700円+(1,200円×4)}×12ヶ月×10年間=660,000円」です。

 

一方で、「本体のレンタル料が無料」で「水代1,500円」の場合、月48リットルの水を使い続けたときのコストは、以下のとおりです。

 

10年間の総コストは、「(1,500円×4)×12ヶ月×10年間=720,000円」です。

 

〈関連記事〉「浄水器おすすめ2種類|ビルトイン、全館浄水のメリット・デメリット等を比較」

 

ウォーターサーバーはこの他に、契約期間内に解約すると解約料がかかるケースがあります。解約料もしっかり把握してから、導入を検討しましょう。

 

ウォーターサーバーのサービス内容は年々変化していて、「月々の水代が定額」のプランを提供する会社もあります。ウォーターサーバーの使用量を考えながら、ご家族のライフスタイルに合うウォーターサーバーを選ぶのがおすすめです。

 

狭いマンション等でも邪魔にならないのはどっち

浄水器、ウォーターサーバーの置き場所

浄水器は、タイプごとに置き場所に必要なスペースが違います。

スペースが必要 スペース必要なし
・ビルトイン浄水器(シンク下)
・据え置き型(水栓周辺)
・ポット型(冷蔵庫の中)
・全館浄水器(屋外の地上に置くor地中に埋める)
・蛇口直結型
・水栓内蔵型

 

スペースが必要な場合でも、ビルトイン浄水器はシンク下に置くため邪魔になりません。据え置き型やポット型はコンパクトでおしゃれな商品があるため、気に入った見た目の商品を選ぶのがおすすめです。

 

ウォーターサーバーは、本体とボトルの置き場所を確保する必要があります。

 

利用者数が多いのはどっち

浄水器、ウォーターサーバーの普及率は、以下のとおりです。

 

※ウォーターサーバーの普及率は、総務省が公表している『住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数(令和3年1月1日現在)』に記載の「全国の世帯数5,949万7,356世帯」をもとに計算しました。

 

同じ基準での調査ではないため単純には比較できませんが、浄水器の方が普及率が高いことがわかります。

 

浄水器、ウォーターサーバーの水質は赤ちゃんにも安心なのか

浄水器、ウォーターサーバーの水質が赤ちゃんにも安心なのかは、「決められた法律や基準を満たした商品かどうか」で決まります。

 

でも100%安心or100%危険と判断するための統一された基準がないため、商品を選ぶ際には商品の内容や製造元の信頼性などを、しっかり調べるのがおすすめです。

 

※浄水器協会が「法律や基準を満たした商品に表示できる適合マーク」を定めていますが、全ての浄水器製造メーカーが浄水器協会に加入しているわけではないため、「適合マークが無い=100%危険」とは言い切れません。

 

「病気が治る」、「肌がキレイになる」など、明らかに法律違反の宣伝をしている業者は選ばないようにしましょう。

 

浄水器、ウォーターサーバーのメンテナンスも知りたい

浄水器とウォーターサーバーのメンテンナス

浄水器、ウォーターサーバーどちらも、定期的なメンテナンスが必要です。

 

【浄水器】

どの浄水器も、定期的にカートリッジ交換が必要です。浄水器のタイプによっては、「浄水器本体の汚れを掃除する」、「浄水器本体に汚れが蓄積したら交換する」というメンテナンスが必要なケースもあります。

 

〈関連記事〉「浄水器のカートリッジ交換|タイプ別に交換時期、交換方法、捨て方などを紹介」

 

【ウォーターサーバー】

レンタル(リース)で使用する場合、一般的には販売元が無料で定期的なメンテナンスや故障の際の修理をしてくれます。

 

ただし状況によっては修理費用や交換費用が発生するケースもあるため、ウォーターサーバーを検討する際は、修理、交換の条件も確認しておきましょう。

 

浄水器とウォーターサーバーについて、コスパ、置き場所の確保など5つの項目を比較しました。

 

次に、浄水器、ウォーターサーバーそれぞれのメリット・デメリットを紹介するので、どちらがライフスタイルに合うかを検討してみて下さい。

 

浄水器のメリット・デメリット

浄水器のメリット・デメリット

浄水器のメリットは、以下のとおりです。

  • ウォーターサーバーと比較して、一般的に総コストが安い
  • 置き場所に全く困らない商品もある
  • 誰にもことらわらずに使い始められる&やめられる
  • 手軽な価格の商品なら、本体交換の際も負担が少ない など

 

一方で、デメリットは以下のとおりです。

  • ウォーターサーバーと比較して、初期費用が高いのがネック
  • 自分でメンテナンスをする必要がある(カートリッジ交換、本体の掃除)
  • お湯が出ない など

 

浄水器は6タイプあって各タイプの商品数が多いため、まずは数千円から使い始められる商品を試してみるのもいいですね。

 

浄水の使用量やライフスタイルに合うタイプがわかってきたら、長期間使う商品を本格的に選ぶという方法もあります。

 

〈関連記事〉「【浄水器メーカー解説】浄水器おすすめ20選|据え置き、ビルトインなどの選び方」

 

ウォーターサーバーのメリット・デメリット

ウォーターサーバーのメリット・デメリット

ウォーターサーバーのメリットは、以下のとおりです。

  • 初期費用の負担が少ない(無料で使い始められる商品もある)
  • レンタル(リース)で使うなら、メンテナンスを業者にお任せできる
  • お湯が出る

 

一方で、デメリットは以下のとおりです。

  • 長期的に考えるとコストが高い
  • 本体、ボトルの置き場所を確保する必要がある
  • ボトル受け渡しの手間がある
  • 契約期間内に解約すると、解約費用が発生するケースがある

 

ウォーターサーバー各社は、使い始める際のお得なキャンペーンを提供しています。好条件で始められるウォーターサーバーをいくつか試して、気に入った商品を選ぶのもいいですね。

 

紹介してきたメリット・デメリットを踏まえて、次に浄水器、ウォーターサーバーを選ぶ基準となる、おすすめの考え方を紹介します。

 

一人暮らし、家族の浄水器、ウォーターサーバーの選び方

浄水器、ウォーターサーバーの選び方

浄水器とウォーターサーバーの特徴がわかったので、いよいよどちらを選ぶか決められる段階かと思います。

 

ここで「コスパ」、「置き場所」、「人気」、「水質」、「メンテナンス」のうち、何を最優先に重要視するかを決めましょう。重要視する項目ごとの、選び方のポイントを紹介します。

 

コスパ

浄水器、ウォーターサーバーどちらがお得なのか考えるポイントとなるのは、「水の使用量」です。

 

浄水器は浄水の使用量が少なくても決まったサイクルでカートリッジ交換が必要なため、コストが変化しません。一方でウォーターサーバーは、水の使用量でコストが変化します。

 

【1人暮らし】

家にいる時間が短い等の理由でウォーターサーバーの使用量が1ヶ月12〜24リットルの場合は、長期的に考えてウォーターサーバーの方がお得になる可能性があります。

 

【家族】

赤ちゃんのミルク、料理、飲用などおいしい水をたくさん使いたい場合は、浄水器の方がお得になる可能性があります。浄水容量が多い浄水器ほど高額ですが、長期的に計算するとお得で手間がかからないケースがあることを、覚えておいて頂けると幸いです。

 

さらに「2世帯住宅なので複数の浄水器を設置したい」、「キッチン以外の水も安心して飲みたい」などの場合は、全館浄水器が役立ちます。

 

茨城県全域と隣接する地域で全館浄水器をご検討中の場合は、東部燃焼(株)にお問い合わせ下さい。

 

東部燃焼(株) お問い合わせ 電話番号:029-350-8001

 

ショールームでは、『きわめ水』の実物を確認しながらご相談いただけます。(ご用名いただければ、お迎えにあがります)

 

東部燃焼(株) ショールームのご案内  電話番号 029-350-8001

 

置き場所の確保

ウォーターサーバーは、置き場所があることが前提の商品です。1人暮らしのお部屋やマンション等でスペースが限られている場合は、浄水器がおすすめです。

 

浄水器、ウォーターサーバーどちらも、おしゃれでコンパクトなデザインの商品があります。「置き場所が必要でも意外と負担にならなかった」というケースもあるため、「浄水器 おしゃれ」、「ウォーターサーバー おしゃれ」などで見た目を調べてみて下さい。

 

人気、水質

浄水器、ウォーターサーバーの人気、水質

「普及率が高い=安心度が高い、トラブルが少ない」と判断する場合は、浄水器がおすすめです。

 

ただし以下のような判断基準であれば、浄水器、ウォーターサーバーどちらも同じような条件の販売元があります。

  • 誰もが耳にしたことのある有名メーカーの商品を使うのが安心
  • 疑問があるときにネットで情報を検索しやすい など

 

メンテナンス

浄水器は自分でメンテナンスができる方、ウォーターサーバーは業者にメンテナンスをお任せしたい方に向いています。

 

ただしウォーターサーバーは、一般的に月1回以上の水の受け渡しが必要です。また重いボトルを自分で交換する必要があります。

 

「業者の訪問がストレスになる」、「足腰の状態に不安があってボトル交換が心配」などの場合は、自由に使える&手軽にメンテナンスができる浄水器がおすすめです。

 

浄水器一体型ウォーターサーバー、ウォータースタンドについて

一体型、ウォータースタンド

浄水器とウォーターサーバーをかけ合わせたような使い勝手の「浄水器一体型ウォーターサーバー」、「ウォータースタンド」についても、確認しておきましょう。

 

浄水器一体型ウォーターサーバーとは

見た目は通常のウォーターサーバーなのですが、ボトルに水道水を入れて使う点が通常のウォーターサーバーと違います。

 

「重いボトルを運んで交換しなくていい」、「ボトルの置き場所を確保する必要がない」というメリットがあります。

 

浄水器一体型ウォーターサーバーの本体料金は、レンタル(リース)or買い取りで支払います。

 

どちらの場合も定期的に浄水フィルターの交換が必要で、レンタル(リース)の場合は月々の料金に浄水フィルターの料金が含まれているのが一般的です。買い取りの場合は、浄水フィルターを自分で購入して使うことになります。

 

ウォータースタンドとは

据え置き型浄水器のような見た目や取り付け方法で、浄水器との違いは熱いお湯が出る点です。料金は、一般的に浄水器ウォーターサーバーと同じような仕組みです。

 

どちらも置き場所を確保できる方、浄水のお湯を使いたい方に向いています。

 

まとめ

浄水器とウォーターサーバーを比較し、メリット・デメリットや選び方を紹介してきました。

 

両者の特徴を整理すると、ライフスタイルに合う商品を見つけやすくなります。今回の情報を参考に、お得で使い勝手の良いのは浄水器、ウォーターサーバーどちらなのかを判断して頂けると幸いです。

 

東部燃焼(株)は、茨城県水戸市のリフォーム会社です。全館浄水器『きわめ水』の製造メーカーでもあり、販売から設置までワンストップでご依頼いただけます。

 

「全館浄水器とウォーターサーバーで迷っている」等の疑問や不安がありましたら、まずはお気軽にご連絡下さい。

 

東部燃焼(株) お問い合わせ 電話番号:029-350-8001

 

ショールームでは、経験豊富なスタッフに直接ご相談いただけます。

 

東部燃焼(株) ショールームのご案内  電話番号 029-350-8001