浄水器のカートリッジ交換|タイプ別に交換時期、交換方法、捨て方などを紹介
浄水器のカートリッジ交換について、さまざまな疑問があることと思います。
- 「浄水器をたくさん使っているけど、本当に使用期限まで使えるの?」
- 「浄水器をあまり使っていないから、使用期限を過ぎても使えるのでは?」
- 「カートリッジ交換方法がわからなくなってしまった」 など
そこで今回は浄水器のプロである東部燃焼(株)(全館浄水器『きわめ水』の製造メーカーです)が、カートリッジ交換についてよくある疑問にお答えします。
「カートリッジ交換が面倒な人におすすめの浄水器」や「カートリッジの寿命を縮めないための注意点」もわかるので、ぜひ最後までごらん下さい。
コラムのポイント
- 浄水器カートリッジには交換期限があるが、実際は使用量等で交換時期が変化する
- カートリッジ交換方法は、浄水器のタイプによって違う
- カートリッジ交換が面倒だと感じる場合は、「10年」等の長期間交換不要の浄水器かウォーターサーバーを検討するのがおすすめ
- 浄水器の使い方を間違えると、カートリッジが短期間で使えなくなるケースがある
Contents
浄水器のカートリッジ交換時期の目安
浄水器には6タイプの型があり、それぞれカートリッジの交換時期が違います。「各タイプの交換時期の目安」、「浄水器の使用量は交換時期に影響するのか」などを、わかりやすく解説します。
浄水器のタイプ別|交換時期の目安
浄水器のタイプごとに、交換時期の目安を紹介します。
【全館浄水器:半年〜2年】
全館浄水器とは、1つの浄水器で家の全ての水道から浄水が出る浄水器のことです。東部燃焼(株)が製造している『きわめ水』は、各地域の水質によってカートリッジの交換サイクルが違います。
全館浄水の設置工事については、↓こちらのページで確認できます。
〈関連記事〉「きわめ水設置工事」
【ビルトイン浄水器:4ヶ月〜1年】
シンク下に浄水器本体を置き、水道配管と直接つなぐ浄水器です。
【据え置き型:1年】
水栓の近くに浄水器本体を置き、水栓と浄水器本体をつないで浄水を出すという仕組みの浄水器です。
【蛇口直結型:2ヶ月〜半年】
蛇口に直接取り付ける浄水器です。
【水栓内蔵型:4ヶ月〜1年】
水栓の中にカートリッジが内蔵されている浄水器です。
【ポット型:2〜3ヶ月】
カートリッジ入りのポットに水を入れて使う浄水器です。
※紹介した交換時期は目安です。実際の交換時期は商品によって違うので、購入時に必ず確認をして下さい。
〈関連記事〉「【浄水器メーカー解説】浄水器おすすめ20選|据え置き、ビルトインなどの選び方」
浄水器のカートリッジ交換時期は使用量、水質、水圧によって変わる
浄水器のカートリッジを買うと、説明書に使用期限が記載されています。この使用期限は「使用量」、「水質」、「水圧」によって変わることにご注意下さい。
浄水器の説明書には、使用期限と一緒に「1日の使用量◯リットル」、「総使用量◯リットル」といった説明書きがあります。「使用量を把握できない」等で不安な場合は、浄水器本体にカートリッジ交換時期が表示される商品を選ぶのがおすすめです。
【注意:カートリッジ交換時期が表示される浄水器について】
使用量が少ない場合、使用期限になってもカートリッジ交換の表示が出ないことがあります。でもカートリッジは常に水分を含んでいる状態なので、「細菌の発生」のような衛生上の心配があります。そのため使用量が少なくても、使用期限にはカートリッジを交換するのがおすすめです。
浄水器のカートリッジを交換してない…どうなる?
浄水器のカートリッジは、水道水に含まれる物質を除去する役割です。除去した物質がカートリッジにたまっていくため、「カートリッジを交換しないと浄水能力が無くなる」と覚えておきましょう。また前述したとおり、カートリッジ内で細菌が発生する等の心配もあります。
ただし上水道につながっている水栓から出る水は、浄水器を通さなくても飲用OKです。浄水器の主な役割は、以下のとおりです。
- 水が美味しくないと感じる原因となる残留塩素、カルキ臭などを取り除く
- 水栓や水道管内に発生している可能性がある一般細菌、カビ類、赤サビなどを取り除く
浄水器は「安全性をより高めたおいしい水」を得るためのものなので、汚れたカートリッジを通した水を使うのは意味がありませんよね。カートリッジは最長でも使用期限までに交換しましょう。
タイプ別|浄水器のカートリッジ交換方法(一般的な方法)
カートリッジ交換方法は、浄水器のタイプによって違います。各タイプの一般的なカートリッジ交換方法を紹介します。
全館浄水器のカートリッジ交換方法
水道メーターの浄水器につながっているバルブを閉じてカートリッジを交換し、バルブを開けて浄水が出るか確認するという流れです。
自分でも交換できますが、製造メーカーや取り付け業者が交換してくれるケースもあります。全館浄水器はまだまだ普及数が少なく、インターネットを見ても疑問点が解決しないことがあります。不明点は、製造メーカーへ問い合わせをすると正しい情報を得られます。
〈関連記事〉「浄水器おすすめ2種類|ビルトイン、全館浄水のメリット・デメリット等を比較」
ビルトイン浄水器のカートリッジ交換方法
ビルトイン浄水器のカートリッジ交換は、水栓が止まっている(水を出していない状態)ことを確認して行います。ホースをはずしてカートリッジを交換し、ホースを再度取り付けるという流れです。
簡単に交換できるので、ご自分でも作業可能です。ビルトイン浄水器のカートリッジ交換を依頼できる製造メーカーや取り付け業者もあるので、不安な場合は問い合わせてみて下さい。
据え置き型、蛇口直結型、水栓内蔵型、ポット型のカートリッジ交換方法
据え置き型、蛇口直結型、水栓内蔵型、ポット型は古いカートリッジを取り外して新しいカートリッジを取り付けるだけなので、ご自分で簡単に交換できます。
浄水器カートリッジの捨て方
交換後の古い浄水器カートリッジは、プラスチックごみです。自治体が指定している方法で処分しましょう。
カートリッジ交換不要でおいしい水を飲む方法
「浄水器を使いたいけど、カートリッジの管理をするのが面倒」という方もいらっしゃると思います。そんなときは、2つの方法があります。
- カートリッジ交換不要の浄水器を使う
- ウォーターサーバーを使う
「カートリッジ交換不要」と販売されている浄水器が複数あるので、ぜひ調べてみて下さい。ただしそのような商品は、完全に交換不要ではないことに注意が必要です。
一般的には8年、10年、12年など「長期間交換不要」であることを覚えておきましょう。また通常の浄水器と同じく、使用量が多い場合は交換サイクルが短くなります。
ウォーターサーバーについては、↓こちらの記事で詳しく紹介しています。コストや水質の違いなどがわかるので、ぜひチェックしてみて下さい。
〈関連記事〉「浄水器とウォーターサーバーを比較|一体型、一人暮らしや家族向けの選び方も紹介」
カートリッジの寿命を縮めない5つの注意点
浄水器を使うときに、カートリッジの寿命を縮めてしまうNGポイントが5つあります。一緒に確認しましょう。
- 熱いお湯を出す(耐熱温度は商品ごとに違うため、必ず説明書を確認しましょう)
- カートリッジ内部の凍結
- 浄水器本体を汚れたままにする(蛇口直結型、ポット型)
- 断水後の濁った水を浄水する
- ポット型浄水器にお茶のパックを入れる(水以外の成分がカートリッジに吸収される&お茶の成分によって細菌が発生しやすくなる)
浄水器を長期にわたって使うことを考えると、無駄なコストの支出を避けたいですよね。特に「熱いお湯」や「凍結」についてはうっかりミスで浄水器が使えなくなってしまうこともあるため、十分に注意しましょう。
まとめ
浄水器のカートリッジ交換について、詳しくお話ししました。おいしくて安全性の高い水を飲み続けるために、今回紹介した情報を参考にして頂けると幸いです。
商品によって交換時期、交換方法、使用上の注意点などが違うため、浄水器を使い始めたばかりのときは、説明書を確認しながら使うのがおすすめです。
東部燃焼(株)は全館浄水器『きわめ水』の製造メーカーで、販売から設置工事までを承っております。全館浄水器は1つの浄水器で家全体の水道から浄水が出るのが魅力です。(キッチンだけでなく洗面所、浴槽、シャワーでも浄水が使える)
「一度説明を受けてから導入を検討したい」、「カートリッジ交換について不安や疑問がある」など、お気軽にご連絡下さい。また水戸市のショールームで『きわめ水』の実物をご確認頂けますので、ぜひお越し下さい。(ご用命いただければお迎えにあがります)
東部燃焼(株) お問い合わせ 電話番号:029-350-8001
東部燃焼(株) ショールームのご案内 電話番号 029-350-8001
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