厳選!水回りのトラブルとは?症状や費用などのお悩みもすっきり解決

水回りのトラブルは突然にやってきます。

「キッチンの排水溝の水が流れない!」「シャワーが止まらない」「トイレが詰まって使用できない!」

普段生活で当たり前のように使用できる「水」ですが、いざ、トラブルが起こり使用できなくなると、どうすればいいのかわからなくなってしまうのです。

自己流で処置をしてしまい被害が悪化することも多いため、トラブルにあったときの対処法を事前に知っておくことはとても大切です。

「業者はどこに電話したらいいのか」「自分で出来る応急処置は?」など、今回は、水回りのトラブルの原因や費用までを厳選し、詳しくご紹介したいと思います。

水のトラブルはどんなものがあるの?

  • トイレのトラブル

水のトラブルと聞いて、まず最初にイメージするのがトイレではないでしょうか。

トイレは、毎日使う場所だからこそ、水漏れや詰まりなどが多く発生する所でもあります。

原因や予防法を知っておくことはとても大切ですのでぜひ参考にされてみてください。

  • トイレが詰まって流れない

トイレを使用して水が流れないときは、トイレに何かが詰まっている場合があります。

水に溶けない製品を流すことはもちろんダメなのですが、水溶性であっても、一気に使用してしまうと、場合によっては水に溶けきらずに詰まってしまう原因になります。

トイレットペーパーや水に溶けるウェットティッシュなども、使用量が多い場合には、数回にわけて水を流すなどしてもいいかもしれません。

  • トイレの水が止まらない

トイレの水が止まらない場合は、すぐに止水栓を締めましょう。

原因としてトイレタンクの内部でゴムフロートにゴミがはさまっていたり、ズレている可能性があります。

また、浮き球がはずれていたり、パッキンが痛んでいても水が止まらなくなることがあるため、もしも水が止まらない場合には、水漏れの原因となる箇所をセルフチェックしましょう。

費用:

水が出続ける場合→8,000円~

便器の交換→約30,000円~

何か詰まっているものを取り除く場合→15,000円~

  • キッチンの水漏れトラブル

キッチンの排水溝詰まりの主な原因は油汚れが多いです。

揚げ物で使った油などをそのままシンクに流すと、油が排水管まわりにこびりつき、結果的に水が流れなくなってしまいます。

悪臭を抑えるために設置されている排水トラップがあり、そこに食材のカスや油汚れが溜まっても詰まりの原因になってしまいます。

詰まりを予防するには、シンクを使用した後のこまめな掃除や、フライパンで油を使用した後は、油をキッチンペーパーに吸わせて捨てたり、油を固める凝固剤を使用し、そのまま排水溝に流すことはしないようにしましょう。

費用:

シンクの詰まり→4,000円〜

シンク下のパイプ交換→6,000円〜

  • キッチンのシンク下

まれにシンク下から水漏れすることがありますが、原因はさまざまに考えられます。

給水管・給湯管・蛇口の故障
排水管と排水パイプのナットが緩んでいる

排水ホースがビニール製の場合、ビニールのホース部分が劣化してやぶれる

排水管のつまり

上記の内容以外にも、何かの拍子で排水ホースと排水管がずれてしまい、そこから水が漏れるなど、何通りかの原因がある可能性があります。

シンク下は、なかなか自分で点検する機会も少なく、水漏れを予防しようと思ってもなかなか目が届かない場所です。

排水トラップなどのパッキンは10~15年で寿命になります。一年に一度でもいいので、「ナットは緩んでないか」「パッキンに亀裂などは入っていないか」などを確認しておくと、突然の水漏れの心配がすこし軽減されるかもしれません。

費用:

パイプ交換→6,000円〜

蛇口の水漏れ→6,000円〜

蛇口交換→25,000円~

  • 浴槽の水漏れトラブル

「お風呂場にお湯をためたのに、お湯が減ってしまう・・・」

栓がしまっているのに水かさが減ってしまうのであれば、浴槽本体のひび割れが原因で水漏れしているのかもれません。

浴槽の水漏れに気付かずに追い焚きをしてしまうと、水かさの変化に気付かず空焚きになってしまう危険性があります。

最悪、火事になってしまうかもしれないので、水位の変化には十分に気をつけなければいけません。

その他にも、ゴム栓の劣化や給湯器自体の水漏れなども考えられます。

浴槽に堅いものをぶつけない、浴槽に傷つきやすいものを近くに置かないなど、普段浴槽を使用するときに少し気をつけるだけでも十分な予防になると思いますので、ぜひ気をつけてみてください。

費用:

水漏れ→3,000円~

浴槽の水漏れ→95,000円~

浴槽の場合→100,000円~

  • 蛇口・水栓・シャワーヘッド・ホースの水漏れトラブル

水を止めた後、シャワーヘッドから水が流れる場合、ヘッドの中に溜まっていた水がただ単に出ているだけの可能性も考えられます。

ヘッドの水漏れの場合は、しばらく時間を置き様子を見てみましょう。数分してもシャワーヘッドから水が止まらない場合は、シャワーヘッド内でなにか別の不具合が起きているということですので、放置せずに適切な対処をしましょう。

シャワーのホース部分は経年劣化により錆びが起こりやすく、亀裂や穴が空いてしまうことがあります。

シャワーヘッドの交換時期は5年~10年、シャワーホースも10年以内には一度交換をおススメします。

費用:

シャワーの水漏れ→3,000円~

シャワーホース交換→6,000円~

水栓の交換→13,000円~

・洗面所の水漏れトラブル

洗面所の床が水浸しになっている、蛇口の水が止まらない。そんな場合の対処として、まずは水漏れがあると予想される洗面台の下を覗いてみましょう。

ホースの蛇腹部分に水漏れはないか

ナットのしまりは緩くないか

経年劣化によるパッキンなどの損傷個所はないか

など、自分でもいくつかの箇所を確認できると思います。自分で対処できる場合もありますが、全く知識がない場合は、むやみに触ると余計に悪い方向に進むことがあります。

洗面台の普段お使いの蛇口部分から水が止まらない場合には、蛇口の不具合である可能性が高いため、修理ではなく蛇口全体を新しいものと交換することが多いです。

原因は排水パイプか蛇口のことが多いので、トラブルを予防するには、定期的な点検が必要となります。

費用:

排水口のつまり除去→8,000円~

蛇口の水漏れ→8,000円~

排水管からの水漏れ修理→8,000円~

経年劣化がひどい場合はリフォームを検討しよう

これまで水トラブルがあったときの原因や費用についてご紹介してきましたが、もう一つの提案としてリフォームも視野に入れてはいかがでしょうか。

住宅設備の場合、約10年~15年程度で寿命を迎えると言われています。

トラブルが続く場合は、買い替えのサインの可能性もあり、寿命を過ぎても直しながら使用するという事も可能ですが、今は節水に特化した設備など、数十年前の設備とは格段に進化した商品が多いです。

サビやひび割れは、時として日々の生活に危険である可能性がありますので、ぜひリフォームも視野に水回りのトラブルを考えてみてはいかがでしょうか。