2階お風呂の間取り後悔ポイント解説(子育て、めんどくさいなど)&増設費用も紹介
2階にお風呂を配置すると、1階のリビングを広くできる等のメリットがあります。でも「子育て中なので不便なのでは?」「移動がめんどくさいのでは?」などのデメリットが気になっている方が多いのではないでしょうか。
そこで今回は水回りのリフォームを得意とする東部燃焼(株)が、お風呂の配置で後悔しないための情報をお知らせします。
まずは不安点を明確にし、メリットや、家事動線がよくなる間取りのポイントなどを確認しましょう。2階にお風呂を増設する費用相場もわかります。
コラムのポイント
- ・2階お風呂の間取りに対する後悔やデメリットには、解決方法がある
- ・2階にお風呂を設置、増設するのは、1階よりも高額
- ・2階お風呂ならではのメリットがある
- ・お風呂の配置は予算やライフスタイルに合わせて決めるのがおすすめ
Contents
2階お風呂の間取り後悔ポイントと解決法
お風呂の配置を2階にしてOKかどうかは、ライフスタイル、家族構成、お風呂周辺の間取り、近隣の環境など、幅広い視点で考える必要があります。
「お風呂を2階にして後悔した」という口コミをピックアップし、後悔した理由や解消方法を紹介します。
子育てが大変:間取りの工夫で解決
お子様を抱っこしている時期、「1人で2階に行くのが怖い」という意識がある時期を抜け出すまでは、誕生から10年以上の時間がかかることもあります。
小さいお子様がいらっしゃるご家庭にとって「1階リビング、2階お風呂」という間取りは、デメリットのほうが大きいかもしれません。
これからご自宅を新築する場合は、以下のような方法があります。
- ・小さいお子様がいる場合、「2階リビング、2階お風呂」という間取りを考える
- ・小さいお子様がいる場合、お風呂に同伴しやすい間取りにする(お風呂の近くに家事室をつくる 等)
- ・1階に吹き抜け、2階の洗面所に室内窓をつくり、1階と2階のつながりをつくる
- ・1階から2階のお風呂まで廊下の無い間取りにし、1階と2階のつながりをつくる
一方で、「リフォーム等でお風呂を2階に増設する」と考えている場合は、お子様が1人でお風呂に入れるようになるまで、増設を延期するという選択肢も検討して下さい。増設を延期することで、余裕を持って資金を貯められます。
階段の上り下りがめんどくさい:1階に洗面所設置で解決
単純に「めんどくさい」と感じるのはもちろん、お風呂に入るときに階段の上り下りが必要な点に関しては、以下のような不安もあると思います。
- ・ケガ等で足腰を痛めたらお風呂に入れない
- ・子供が泥まみれで帰ってきたら、2階までの通路が汚れる など
こちらは1階に洗面所を作ることである程度解消できますし、1階にシャワールームだけを設置するという方法もあります。
寒い(ヒートショックが心配):家全体の室内環境見直しで解決
2階に寝室、お風呂、トイレという間取りの場合、1階のリビングの温度差が気になる方も多いと思います。寒暖差の激しい場所を行き来することによって起こるヒートショックで体調を崩す不安もありますよね。
ただしヒートショックに関しては、お風呂だけでなくトイレや廊下でも起きる可能性があります。家の中の場所によって寒暖差が激しいという場合は、ぜひ家全体の寒暖差解消対策を考えてみてください。
具体的には、「自動温度調節機能つきのパネルヒーターを設置する」等の対策があります。
ヒートショックについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
〈関連記事〉「ヒートショックは夏も発生&若者も注意|症状を予防するリフォーム案を徹底解説」
1階にお風呂の音が響く:1階居室との配置の工夫で解決
お風呂の音については、1階との配置を調整することによって解消できます。具体的には寝室や玄関の上を避けて、キッチンや廊下の上にお風呂を配置するのがおすすめです。
シャワーの水圧が弱い:住宅設備選びで解決
シャワーの水圧については、「太い排管を使う」、「高圧の給湯設備を導入する」等で解消できます。お風呂の設置を依頼する業者に水圧に対する不安を伝えて、対策内容を具体的に説明してもらいましょう。
水漏れが不安:定期点検で解決
水漏れに関しては、施工に問題がなければ起きる可能性が低いと考えてOKです。ただし水漏れが起きてしまったときの被害が大きいため、定期的に点検をするのがおすすめです。
こちらも業者に水漏れに対する不安を伝えて、点検口の場所、点検の仕方、水漏れが起きた場合の対処法などを確認しておきましょう。
次に、2階にお風呂を配置する際に一番気になる費用面についてお話しします。補助金制度の活用で費用負担を削減できる可能性があるため、ご確認頂けると幸いです。
2階お風呂は設置、増設費用が高いが、補助金制度活用の可能性あり
2階にお風呂を設置、増設する一般的な費用相場は、安くて70万円前後〜100万円前後、状況によっては150万円前後です。「○円」とはっきり紹介するのが難しいのは、以下のような状況によって費用が全く違うためです。
- ・排管増設や移設がどの程度必要か、状況によって全く違う
- ・間取り変更が必要な場合は、状況によって工事内容が全く違う
- ・既存のお風呂を取り壊すかどうかで、工事内容が変わる など
新しいお風呂のグレードにもよりますが、一般的には1階にお風呂を設置、増設するよりも高くなると考えておきましょう。
ここで忘れていけないのが、2階にお風呂を設置、増設する理由や使用設備などによって、自治体の補助金制度が活用できる可能性がある点です。
お住まいの自治体で、リフォームに関連する補助金制度を実施しているかを確認してみてください。自治体の環境課が、問い合わせ窓口になっているのが一般的です。
ここまで2階にお風呂を配置するデメリットにスポットを当ててお話ししましたが、次にメリットもチェックしましょう。メリット・デメリットがわかると、2階にお風呂がある間取りがどんなご家庭に向いているのかがわかります。
2階お風呂のメリットからわかる向き・不向き
2階のお風呂には、以下のようなメリットがあります。
- ・1階のリビングや居室を広くできる
- ・1階を生活感のない空間に演出できる(お風呂に併設する洗面脱衣所や洗濯機が2階にあるため)
- ・来客時、気を使わずお風呂に入れる
- ・2階ベランダに洗濯物を干す場合、家事動線が良い
- ・浸水被害の影響を受けにくい
- ・近隣環境やお風呂の配置によっては、入浴時も窓を開けやすい
2階にお風呂がある間取りのメリット・デメリットをまとめると、以下のとおりです。
- ・2階にお風呂を設置する費用が高いのは、避けられない事実
- ・2階お風呂が不便かどうかは、お風呂以外の間取りによって決まる
- ・2階お風呂が合うかどうかは、ライフスタイルによって決まる
- ・2階お風呂の快適性を保つために、家全体の室内環境を整えるのが大切
以上のことから、2階にお風呂がある間取りに向いているご家庭を紹介します。
- ・来客が多い、店舗併設などの住宅で、「費用が高い=プライベート空間を守る費用」と考えられるご家庭
- ・お風呂も含めた家全体の室内環境や間取りを見直したいと考えているご家庭 など
お風呂は家族の衛生を守り、1日の疲れを癒やす大切な場所です。2階のお風呂を検討中の段階から、ぜひリフォーム会社等の業者に相談なさって下さい。
予算、ライフスタイル、室内環境などを一緒に考え、長期に渡って快適に暮らせるプランを提案してくれる業者を選ぶのがおすすめです。
東部燃焼(株)は、「自分がやられて嫌なことはお客様にするな」という信念のもとに、お客様第一主義で対応させて頂きます。茨城県全域と近隣地域でのお風呂に関するお困りごとは、ぜひお気軽にご相談ください。
東部燃焼(株) お問い合わせ 電話番号:029-350-8001
まとめ
お風呂を2階にするデメリット、メリットを紹介してきました。デメリットはあるものの、「意外と解決可能」、「メリットも魅力的」と感じた方も多いと思います。
「お風呂=1階」というイメージが強いとは思いますが、お風呂の最適な配置は、ご家族によって違います。ぜひ柔軟に考えて、ご家族が暮らしやすい間取りを実現なさって下さい。
東部燃焼(株)は、「こんな間取りは変?」、「もっと良いリフォーム方法はない?」などの不安や疑問にも、丁寧に対応させて頂きます。
困ったときこそ、ぜひご相談ください!
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