戸建てまるごとフルリフォーム!費用や注意点を総まとめ
夢のマイホームという言葉がありますが、今や戸建てを所有するという事は、新築に限ったことではありません。
近年では、実家やまだ住める中古住宅を「あえて」リフォームし、住む方がとても増えてきました。
住宅過剰社会の現代では、空き家が大量にあるにも関わらず、毎年どんどん新築が建てられています。
空き家問題などが騒がれている中、「まだ住める住宅を再生させたい」「立地の良い場所に立つ中古戸建てを買って、リフォームして住みたい」など、住む利点を生かした住宅のリフォームはとても賢い選択肢のひとつではないでしょうか。
今回は、戸建てまるごとフルリフォームした際の費用や注意点をまとめて詳しくご説明しようと思います。
Contents
フルリフォームとはなにか
フルリフォームとは、
建物の基礎や骨組みだけを残し、家の床・壁・水回り・間取り変更など、すべての設備をフルで新しくすることを指します。
床のみリフォームしたい・水回りだけのリフォームしたいなど、部分的にリフォームをする場合はフルリフォームとは呼びません。
では最近耳にする、リフォームとリノベーションの違いの違いをご存じでしょうか。
リフォームとリノベーション
先ほど、リフォームの定義をご説明しましたが、さらに大まかに解説しますと、
リフォームは、原状回復・新築同様の性能をもつ状態に戻すこと。
リノベーションは、中古住宅や新築住宅に大規模工事を施し、今の住宅性能以上のクオリティにすること。
という表現がわかりやすいでしょうか。
リノベーションは原状回復+αで、今より住みやすくなる工夫を施した住宅という事になります。
例えば、ただ単にキッチンをリフォームするだけではなく、アイランドキッチンにし、そこにカウンターを作ることで、
家族が簡単な食事もとれるように工夫をしたり、ダイニングとの間取りを改良し、より開放感やリビングまでの繋がりをもたせる、などが挙げられます。
戸建てフルリフォーム費用相場
戸建てのフルリフォームの費用相場は、どのクオリティの設備を選んだか、工事内容によっても大幅にかわっていきます。
ではわかりやすいように、リフォーム箇所と築年数で、費用を比較してみましょう。
築年数 | リフォーム箇所 | フルリフォーム費用 | 合計 |
---|---|---|---|
20年 | 屋根・外壁の塗装 水回りの全設備交換 壁の張り替え 床の張り替え | 30坪~40坪80〜140万円前後 200~400万(グレードによる) 量産されたクロスの場合 約900円~/平方メートル 6畳、合板フローリングの場合 約9~18万円 | 約500万円 |
30年 | 内壁全面解体フルリフォーム | 約1200~1400万円 | 約1200~1400万円 |
40年 | 内壁・外装全面解体フルリフォーム | 1500万~ | 約1500万円以上 |
2000年以前に建築された住宅は、現在の耐震基準に適合していないなど、旧耐震基準で建てられた建物の可能性が高いです。
その場合は、耐震補強柱工事や基礎工事・断熱材を新たに入れる場合には、断熱改修工事も必要となります。
30年以上の築年数ですと、間取りも今のニーズとは違うところが多々ありますので、必要であれば間取りの変更なども視野に入れ、
無駄な部分を取り除いたスッキリした間取りにフルリフォームすることで、今後も何十年と快適に過ごすことができます。
建て替えのほうが安い??
建て替えとは、既存であった住宅をすべて壊し、一から住宅を新築するという事を指します。
フルリフォームを検討していく中で、見積りによっては住宅を新たに建て替えることを検討にいれる方もいると思います。
住宅の建て替えの場合、住宅の本体価格の他に、おおよそどの様な費用がかかるのでしょうか・・・
新しい住宅の価格 約1000万~3000万
既存の住宅の解体費用 約60万~100万 解体したものを破棄する費用 変動あり 建て替え期間の仮住まいの初期費用 約10万~20万 引越し費用 約10万~20万 |
工事の工期などもありますが、建て替えのデメリットとして、フルリフォームよりもコストが高くなる可能性があります。
一度既存の住宅から荷物をすべて引きはらい、引っ越しをしなければいませんので、
なぜフルリフォームではなく建て替えにしたいのか、考えを明確にすることが大切です。
例えば、家族構成が大幅に変わる場合・・・
既存の建物を増築や減築もできますが、耐震基準なども厳しく、新たに建て替えをしたほうが安い場合があります。
築年数がかなり経過している場合・・・
築年数が30年以上で、ひび割れや損傷が激しい場合には、建て替えも視野に入れましょう。
大切なことは、決断する前に、フルリフォームも建て替えも相見積もりをとり、業者に相談することです。
リフォーム会社や建築会社にそれぞれ家の状態を見てもらい適切なアドバイスをもらう事で、
無駄なリフォームや建て替えを防ぐことが可能ですので、迷ったときには、ぜひ一度ご相談してみてはいかがでしょうか。
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戸建てリフォームの注意点
戸建てのリフォームをする際の注意点として、間取りの変更のお考えであれば、既存の住宅がどの様な構造体なのか知る必要があります。
木造軸組構法
壁を抜く工事が容易
一部で制限はあるが基本的に間取りの変更が簡単におこなえる。
ツーバイフォー構法(2×4構法)
壁や床が一体となって建物を支えているため、間取り変更がしずらい。
吹き抜けにしたい、などは難しい場合があります。
その他、構造体には壁式RC造や鉄骨造などがありますが、木造軸組工法のような柱で支える工法ではなく、壁が家を支えている壁式工法の場合、一部の壁を取り払いたい、というような間取りの変更が難しい場合が多いです。
また、鉄骨造などは柱のスパンが長いため、その間を自由に間取りの変更が可能ですが、相談が必要です。
その他、室内は結露しているのか・雨漏りはあるのかなど、家自体の痛みがどれだけ進行しているのかを確認するため、専門家の「目利き」が必要になります。戸建ての場合、家によってリフォームの工法はさまざまですので、専門家に詳しく相談する必要があります。
フルリフォーム業者の選び方
- 知識やリフォーム実績があるか
- 要望に合わせていくつか提案をしてくれるのか
- リフォーム後のアフターフォローが万全か
いくつか業者を訪問したとき、営業さんの相性なども大切ですが、しっかりとしたリフォームの知識と実績を確認することは大切です。
今までやってきたリフォームにフルリフォームは含まれているのか、実例をヒアリングし、
工事にかかる工期や予算などをしっかり伝えたうえで、どの様な提案をしてくるのかをしっかりと見極めましょう。
できれば要望に合わせて何種類かの施工方法や費用を提示してくれるような柔軟性のある会社をおススメします。
最後に、リフォーム後のサポートはどのようになっているかを確認しましょう。
たとえリフォーム後に、何かしらの欠陥が見つかった場合でも、保証や補償などがついていれば、泣き寝入りすることはありません。
まとめ
今回はフルリフォームとは何なのか、費用の比較や、注意点などにも触れてご説明してきました。
長年住んでいる家だからこそ、手をかけてフルリフォームすることで、新築のときのような快適さを取り戻せたら最高ですよね。
東部燃焼株式会社では、住宅・店舗リフォーム工事はもとより、新築から増・改築工事まで幅広く対応しております。
もしフルリフォームにお悩みでしたら、是非一度ご相談ください。