オール電化の平均電気代(6人家族)|地域の電力会社別料金、夏・冬の節約術など解説

オール電化の6人家族の電気代

 

オール電化の電気代は、ご家族の暮らし方によって全く違います。

 

特に世帯人数が多くなるとご家族全員の電気の使い方を管理しづらくなるので、これからオール電化導入を検討中の方は、「電気代はいくらになるのかな?」と不安ですよね。

 

そこで今回は、6人家族を想定してオール電化住宅の平均電気代を紹介します。

 


コラムのポイント

  • オール電化にはメリット・デメリットがあるため、ご家族のライフスタイルに合うかどうかを考えて選ぶのが大切
  • オール電化の平均電気代(6人家族)は約183,000円/年が目安。電気代は電力会社のプラン内容や地域の気候などによって違う
  • オール電化が合わないご家庭もある。その場合は「ガス併用」、「ハイブリット」を検討
  • オール電化導入時には、主に自治体が実施している補助金制度を使える

 

 

オール電化とは?メリット・デメリットを解説

オール電化キッチン

 

オール電化住宅とは、以下のような住宅のことです。

 

オール電化住宅とは
家庭に必要なすべて熱を、電気の力でつくり出して使う住宅のこと。一般的に、オール電化住宅ではガスを使いません。

 

オール電化が合うご家庭・合わないご家庭があるので、まずはメリット・デメリットを確認しましょう。

 

オール電化のメリット
  • 直火を使わないので、ガス併用住宅よりも火事が起きる危険性が少ない
  • 光熱費が電気代のみなので、管理しやすい。節約方法も考えやすい
  • 災害時に、水道・ガスと比べて復旧が早かった例が多数ある
  • 電気の使い方、電力プランの選び方などによって光熱費を削減できる

 

以上のメリットから、「お子さまやご高齢の方がいらっしゃって、安全性を重視するご家庭」、「節約管理が得意なご家庭」に向いています。

 

ただし以下のデメリットもあるため、ライフスタイルに合うかどうかをしっかり検討しましょう。

 

オール電化のデメリット
  • オール電化設備の初期費用が高い(エコキュートや電気温水器が一般的)
  • 基本的に1日に使うお湯の量を前もって決めてつくるため、来客等でお湯切れが起きる場合がある
  • オール電化住宅の電気代が安くなるプランがあるが、プラン内容がご家族のライフスタイルに合わないケースがある
  • 停電時、家の機能がほとんど停止する(お湯を沸かす、料理をするなど)

 

オール電化のメリット・デメリットから、電力プランを上手に使う必要があることがわかります。

 

オール電化向けの電力プランは一般的に「夜間の電気代がお得で、昼間の電気代が割高」という内容なので、極端にいうと「昼間にご家族全員が家にいて電力を使う場合」は、お得にならない可能性が高いと考えておきましょう。

 

昼と夜の電気代の違い等を、↓こちらの記事で紹介しています。昼間家にいる場合に、電気代を賢くコントロールする方法もわかります!

〈関連ページ〉オール電化の電気代が昼間家にいると高い理由とは|節約方法、ガス併用との比較を紹介

 

こちらの記事では、オール電化を実際に使っている方の口コミがチェックできます。

〈関連ページ〉オール電化とは|使用者の口コミからわかるメリット・デメリット、電気代など解説

 

次に6人家族の平均電気代を、地域別に紹介します。ぜひ参考にして下さい。

 

オール電化住宅で暮らす6人家族|地域別(北海道〜沖縄まで)の平均電気代

6人家族

 

日本は縦に長い地形ですよね。全国の天気予報を見て、「同じ日本でも、地域によって気候が全く違う」と感じるのではないでしょうか。

 

気候が違うと「電気の使い方」、「住宅設備」なども違うため、電力各社は地域の気候や暮らしに合う電力プランを提供しています。

 

北海道から沖縄まで、地域別の電気代を確認してみましょう。ガス併用の場合の電気代も紹介するので、比較してみて下さい。

 

※一覧表の金額は、あくまでも目安です。電気の使い方、家の広さ、住宅設備などによって、実際の金額が変わる点にご注意下さい。

 

オール電化住宅 6人家族の平均電気代(年額)
地域
(電力会社)
オール電化
ガス併用
北海道
(北海道電力)
224,412円 191,297円
+ガス代
東北・北陸
(東北電力)
181,763円 186,211円
+ガス代
関東
(東京電力エナジーパートナー)
177,800円 195,941円
+ガス代
関西
(出光興産)
164,803円 162,530円
+ガス代
中部
(出光興産)
160,158円 139,319円
+ガス代
中国
(出光興産)
196,369円 166,191円
+ガス代
四国
(四国電力)
218,269円 178,170円
+ガス代
九州
(出光興産)
149,739円 165,278円
+ガス代
沖縄
(沖縄電力)
179,460円 186,890円
+ガス代

※各地域の主要都市をピックアップして、電気代を調査しました。

 

上記一覧表から、全国平均は以下のとおりでした。

  • オール電化:約183,000円
  • ガス併用:約174,000円

※算出した数値を1,000円未満切り捨て

 

ちなみに6人家族のガス料金は以下が目安なので、「光熱費トータルでは一般的にオール電化の方がガス併用よりもお得」と予測できます。

  • 都市ガス:60,000円〜100,000円/年
  • プロパンガス:120,000〜180,000円/年

 

オール電化の電気代を節約する方法|季節(夏・冬)ごとに解説

電気代

 

オール電化の電気代(年額)を見て、「予想より高い」と感じた方もいらっしゃると思います。

 

また社会情勢の影響で電力料金が上昇しているため、家計への負担が心配な場合は、オール電化以外の選択肢も検討する必要があります。

 

※これから先、電気代は一旦上げ止まりします。詳しくはこちらの記事をごらん下さい。

〈関連ページ〉オール電化の電気代が冬に4万超え|1人、4人、6人などの電気代と節約方法を解説

 

オール電化の電気代を節約する方法を紹介するので、実践できるかをイメージしてみて下さい。

 

夏の電気代を節約する方法

夏、主に電力を消費する家電はエアコンですよね。電気代を節約する方法は、以下のとおりです。

 

オール電化住宅 夏の電気代節約方法
  • 可能であれば省エネ機能つきのエアコンを使う
  • エアコンのON/OFFをなるべく操作せず、一定の設定で省エネ運転させる
  • エアコンから出る冷たい空気は下に向かう性質があるため、サーキュレーターや扇風機で空気を循環させる
  • エアコンのフィルターお手入れをこまめに行う
  • 家の電球をLEDに交換(電力消費量も、放熱量も少ない)

 

容量が大きいエアコンの電気代は、1時間20円以上になることもあります。

 

エアコン代試算

※目安の金額です。

エアコンに対して扇風機の電気代は10円〜30円/日(300円〜900円/1ヶ月)なので、扇風機やサーキュレーターと組み合わせてエアコンを使うのが、賢い節約術となります。

  • エアコンの設定温度を高めにして省エネ運転
  • 扇風機でエアコンの風を室内に循環させる

 

電気代を節約しながら、快適な室内環境を手に入れましょう。

 

冬の電気代を節約する方法

冬の電気代を節約する方法は、以下のとおりです。

 

オール電化住宅 冬の電気代節約方法
※エアコンの使い方は、夏と共通です。エアコン関連以外の節約方法をチェックしましょう。

  • ドア、窓付近など、冷気を感じやすい場所に隙間シート等をつける
  • 厚手のカーペットを敷いて、床からの冷気を防ぐ
  • エアコンとコタツ※を併用

 

※「コタツは電気代が高い」というイメージをお持ちの方も多いと思いますが、消費電力が多いと言われているハロゲン式のコタツでも、電気代は2円〜5円/1時間ほどが目安です。

 

夏・冬の電気代節約術を紹介しましたが、これからリフォーム等を行う場合は以下の点も検討しましょう。電気代節約に直結します。

  • 断熱性能が高い屋根、床、壁、窓を採用
  • 8年、10年など長く使っている電化製品を、省エネ性能つきのものに交換

 

オール電化のメリット・デメリット、6人家族の電気代、節約術を紹介してきました。ここで「我が家にはオール電化が合わない」と感じている方もいらっしゃることと思います。

 

そこで最後にオール電化以外の選択肢(ガス併用、ハイブリット)についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。

 

ガス併用、ハイブリットのメリット・デメリット

メリット・デメリット

 

オール電化を採用しない場合、家庭の熱源は「電気+ガス」となるのが一般的です。

 

従来どおりの「ガス併用」、近年新しい選択肢として登場してきた「ハイブリット」について、メリット・デメリット等を紹介します。

 

ガス併用(電気+ガス)のメリット・デメリット

従来のガス併用住宅は、「照明や家電製品の稼働に電気を使う+料理等、熱が必要な場合はガスを使う」といった方式です。

 

「ガス代が高い」と感じてオール電化を検討し始めた方もいらしゃると思いますが、ガス給湯器にも省エネ機能搭載のものがありますよ♪

  • エコジョーズ
  • エネファーム

 

「直火を使う際に火事に注意」、「ガス漏れに注意」などの注意点はありますが、「使いたいときに使いたい分だけお湯が出る」等のメリットもあるため、ライフスタイルに合わせてオール電化orガス併用を選択しましょう。

 

ハイブリットのメリット・デメリット

 

ハイブリットとは、ガス併用にオール電化の良いところを組み合わせた方式です。具体的な使い方は、以下のとおりです。

 

ハイブリットの具体的な使い方

「ハイブリット給湯器を設置」+「電力プランをオール電化プランにする」

ハイブリット給湯器内で、深夜に一定量のお湯を作ってためておく

日中は、深夜にためておいたお湯から使う

↓ お湯切れしたら…

ハイブリット給湯器がガス運転に切り替わり、すぐに新しいお湯が使える

 

オール電化住宅でよく採用されるエコキュート(省エネ機能搭載の電気給湯器)を使っている場合、お湯切れ後に新しくお湯が使えるまでの時間は、少なくても30分以上が目安です。

 

お湯切れが日中に起きるとお湯をつくる電気代が割高ですし、水しか使えないのは困りますよね。

 

その点ハイブリットなら、「ためておいたお湯が切れる→ガス運転に切り替わる→新しいお湯が出る」までの時間は1分ほどです。

 

特に来客が多いご家庭、お湯の使用量を予想するのが難しいご家庭で、便利なのではないでしょうか。

 

ただしハイブリット給湯器はまだ新しい機器なので、初期費用が高い点がネックです。初期費用を抑えたい場合はリースを活用するといった方法もあるため、詳しくはリフォーム会社等の依頼業社にお問い合わせ下さい。

※リースは初期費用を抑えられますが、本体代金として支払う総額は購入よりも高くなる点に注意が必要です。

 

茨城県全域と近隣地域でハイブリットについて知りたい方は、東部燃焼(株)にお問い合わせ下さい。迅速、丁寧に疑問におこたえします。

 

東部燃焼(株) お問い合わせ

電話番号:029-350-8001

オンラインでのお問い合わせはこちら

 

まとめ

オール電化住宅の平均電気代(6人家族)を中心に、オール電化のメリット・デメリット等を解説してきました。

 

オール電化について不安を感じている方もいらっしゃると思いますが、電力プランを適切に選んで上手に電気を使うことで、ガス併用よりもお得になる可能性があります

 

またガス併用からオール電化へリフォームする際には、補助金を活用して費用負担を軽減できる可能性もあります。

 

※補助金に関しては、こちらの記事で詳しく紹介しています。

〈関連ページ〉オール電化の平均電気代(4人家族)|地域の電力会社別料金、夏・冬の節約術など解説

 

オール電化導入を迷っている場合は、今回の記事を参考にしながらご家族にとって最適な選択をして頂けると幸いです。

 

茨城県全域とその近隣地域でリフォームを検討している方は、東部燃焼(株)にご相談下さい。お客様第一主義で、ご家族が長く快適に暮らせるリフォームプランを提案いたします。

(ショールームでご相談希望の方は、ご用命頂ければお迎えにあがります!)

 

東部燃焼(株) お問い合わせ

電話番号:029-350-8001

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