【エコウィルからエコジョーズ】交換する理由は?茨城県での交換事例も紹介

【エコウィルからエコジョーズ】交換する理由は?茨城県での交換事例も紹介

現在給湯器に「エコウィル」を利用している人の中には、給湯器の交換リフォームを検討中の人もいるかもしれません。
その理由はエコウィルの販売が始まってから20年、販売終了から6年が経過して、徐々に交換のタイミングを迎えているからです。

本記事では、そんなエコウィルからの給湯器交換先として「エコジョーズ」が挙げられる理由を解説します。

エコジョーズ以外の選択肢についても紹介するので、合わせて参考にしてみてください。

>茨城県で給湯器についてお悩みの際は「東部燃焼」までお問い合わせ下さい!

そもそもエコウィルとは?

はじめに、そもそも「エコウィル」がどんな機能を持つのか確認しましょう。特徴を把握することで、どの給湯器を利用するべきか方向性を定められます。

エコウィル:ガスを使って発電&給湯

エコウィル:ガスを使って発電&給湯

>関連リンク:日本ガス協会 エコウィルとは

エコウィルは、都市ガスやLPガスを燃焼させて発電し、その排熱を利用してお湯を作るシステムです。

発電した電気で住まいの電気使用量を賄える間は電力会社の電気を利用せず、エコウィルの発電能力を超えた場合に電力会社の電気を利用します。

電気料金の値上がりが続く昨今、非常に経済的なシステムといえるでしょう。

エコウィルの交換を検討し始める理由

ガスを利用して電気料金の削減も期待でき、同時に給湯も行えるエコウィルですが、近年エコウィルからエコジョーズを始めとする他の給湯器に切り替える流れが生まれています。

エコウィルを利用する人はどうして交換を検討しているのでしょうか。

>関連コラム:【2023最新】給湯器交換に使える補助金「給湯省エネ事業」「こどもエコすまい支援事業」を解説

理由(1)エコウィル本体が故障してしまった

1つ目の理由は「エコウィル本体の故障」です。

2003年から販売が開始され2017年に生産が終了したエコウィルは2023年現在、耐用年数の10年を迎える機種が続々と出てきています。10年経過したから故障する訳ではありませんが、どこかしら不具合を訴えるケースは多いようです。

たとえば点火ができない、発電できないといった故障です。

点火できなければ給湯機能も発電機能も使えず、発電機能のみ使えない場合も燃料効率が非常に悪くなってしまいます。

理由(2)故障しないまでも不具合が起きている

完全に故障してしまう場合に加えて「何らかの不具合が起きている」場合も買い替えを検討し始めるタイミングになっているようです。

たとえば配管から徐々に水が漏れている、お湯の温度が以前ほど上がらない。こうした場合は、通常使用できる一方で常に故障の懸念を感じながら暮らさなければいけません。

エコウィルはガス会社との保守点検契約を行う必要があります。設置してから10年間は無償で故障時の修理対応を保証してくれますが、10年を超えてしまうと修理に要する費用は全て有償になります。

故障が頻発し始める頃に、同時に修理が有償になる。このタイミングで買い替えを検討する人が多くなるのは当然のことかもしれません。

理由(3)定期点検の費用が高額

理由(3)定期点検の費用が高額

10年間の保守契約期間を過ぎると、今度は「定期的な保守契約」が必要になる場合があります。

定期点検を依頼する場合、数万円の費用を要することもあり、10年の節目でエコウィルを止めてしまう人が多いようです。

ガスを使用することもあり、安全に使用するためには定期的な点検を受けるべきではありますが、点検・修理も含めて長期的に見ると、他の給湯器に交換する方がメリットが大きくなるケースがありそうです。

理由(4)思ったよりも発電しない

エコウィルはガスを利用して発電できる点が大きなメリットとして挙げられます。しかし「思ったよりも発電の恩恵を受けられない」という指摘もあります。

実はエコウィルは、電気使用量が1Kwhを超えると電力会社の電気を利用することになっており、想定よりも多くの割合を電力会社からの給電に頼ることになります。

たとえば家庭で使用する家電製品のうち、電子レンジ・ドライヤー・エアコンといった家電は1Kwhを超える製品が多いもの。

「夕方から夜にかけて、家族が集まる時間以外は電気代を気にしなくてよい」などと考えていたら、電気料金が想定より高額で驚いてしまうでしょう。

理由(5)後継機種(エネファーム)が発売された

エコウィルの後継ともされる「エネファーム」が発売されたことも、エコウィルからの買い替えを促進する理由になっています。

後述しますが、エネファームも都市ガス・LPガスから電気・熱を取り出して発電と給湯を同時に実施するものです。

ガス会社によっては売電もできるので多様な目的に叶う製品といえ、製品が古くなったタイミングで買い替えを検討する人が増えています。

エコウィルからの切り替え候補は?

ここまで紹介した理由で、エコウィルから他の製品に切り替える人が増えています。

では、エコウィルからの切り替え先は、どんな選択肢があるのでしょうか。代表的なものを紹介します。

エコキュート:エアコンと同じ原理でお湯を沸かす給湯器

エコキュート:エアコンと同じ原理でお湯を沸かす給湯器

>関連リンク:三菱電機 エコキュートとは?

「エコキュート」は、エコウィルやエコジョーズとは異なり、ガスを使わず電気を利用する給湯器です。電気料金の割安な深夜帯に発電して貯湯タンクにお湯を貯めて昼間に利用します。

エコキュートはエアコンと同様の「ヒートポンプ」という技術を利用することで高効率の給湯を可能にしています。

エコキュートを利用する場合はガスの利用を停止することになるので、ガス管の撤去費用が必要になる点に留意が必要です。

>関連コラム:エコキュートってなに?設置する詳細を初心者目線でまとめました

エコジョーズ:ガスを利用した高効率給湯

エコジョーズ:ガスを利用した高効率給湯

>関連リンク:リンナイ 教えて!給湯器

「エコジョーズ」はエコウィルと同様に、ガスを利用した給湯器です。

ただし、エコジョーズには発電機能はついていません。ガスを燃焼させて得られる熱を利用してお湯だけを作るシステムです。

従来型の給湯器では排熱として捨てられていた熱を再利用する機構になっているので、従来型の一般的な給湯器機では80%程度であった熱効率が95%へと大幅に向上しています。

エコウィルやエネファームと比べて、導入費用が安価な点から、多くの人に勧められる給湯システムです。

エネファーム:燃料電池を利用して電気と熱を作り出す

エネファーム:燃料電池を利用して電気と熱を作り出す

>関連リンク:エネファームパートナーズ エネファームって?

「エネファーム」はエコウィルと同様に、都市ガスやLPガスを利用することで電気・熱を作り出す、給湯と発電の機能を備えたシステムです。

エコウィルと異なる点は発電機構にあります。エコウィルがガスの燃焼を利用してエネルギーを取り出していたのに対して、エコウィルはガスと酸素を化学反応させたときに発生する電気・熱を取り出します。

エコウィルが給湯器を使用時のみ発電していたのに対して、エネファームは24時間発電を行い、多くの電気を取り出せる点も違いのひとつです。

ガス給湯器:シンプルなシステムで導入費用が安い

ガス給湯器:シンプルなシステムで導入費用が安い

>施工事例:給湯器交換工事(水戸市)

エコウィルやエコジョーズなどのシステムが開発される前から利用されてきた「ガス給湯器」も買い替えの候補に挙がります。

ガス給湯器は他のシステムと比べて給湯効率が低い一方で、シンプルな構造で保守点検が楽、導入費用が安価といったメリットを持っています。

石油給湯器:灯油を利用した給湯器

石油給湯器:灯油を利用した給湯器

>関連リンク:ノーリツ エコフィールについて

あまり一般的ではありませんが、灯油を利用した「石油給湯器」も選択肢に入ります。

ガス給湯器と同様に設置費用が安価な点、給湯の手間はかかりますが使用・維持にかかる費用が安価な点もメリットです。

構造が単純で保守・点検に手間がかからない点も嬉しいところです。

結局エコウィルからの切り替えはどれがおすすめ?

>茨城県で給湯器についてお悩みの際は「東部燃焼」までお問い合わせ下さい!

記事の終わりに、結局エコウィルから更新するなら、どのシステムを利用するのがおすすめなのか解説します。

結論からいうと「エコジョーズ、またはエコキュート」への更新が多くの人に勧められます。

勧められる理由は比較的設置費用が安価である点、さらに熱効率に優れていて、使用・維持する上でのコストも抑えられる点です。

当然、利用する環境や目的によっては、エネファームが適している場合、ガス・石油給湯器が適している場合もあります。

給湯器の交換を迷ってしまう場合は、お近くの設備リフォーム業者への相談をおすすめします。

>関連コラム:給湯器の買い替えで押さえておくポイントを紹介|費用の比較・エコキュートなどについて紹介

まとめ│特徴を理解してから交換を検討

まとめ│特徴を理解してから交換を検討

>施工事例:エコキュート工事(土浦市)

現在エコウィルを利用している人が給湯器を交換する場合の選択肢について解説しました。

人気が高いのはエコジョーズやエコキュートですが、エコウィルと同様に発電機構を持つエネファームや初期導入費用の安価な電気温水器・ガス給湯器・石油給湯器も選択肢に入ります。

特徴をしっかり把握したうえで、状況に合わせた最適な選択を行うことが大切です。

 

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