エコキュートが故障したらどうする?前兆は?│茨城県での交換費用も紹介
電気代の高騰が続く中で、電気温水器などと比べて高効率でお湯を作ってくれるエコキュートを使う家庭は多いでしょう。しかし長く使い続けると、エコキュートが故障してしまう場合があります。
そこで本記事では「エコキュートが故障してしまったとき、どんな対応を取ればよいのか」解説します。
故障の結果、本体の交換が求められたときの、茨城県における費用についても紹介するので、合わせて参考にしてみてください。
>関連コラム:エコキュートってなに?設置する詳細を初心者目線でまとめました
Contents
エコキュートが壊れる前に知りたい!故障の前兆はあるの?
はじめに、エコキュートが故障に至る前の「前兆」について紹介します。
完全に故障してしまい、お湯が出なくなってから修理・交換を試みると、業者が来るまでの間はお湯が使えなくなってしまいます。前兆を掴んで早めに対処しましょう。
>関連コラム:【エコキュートの寿命は20年?】修理・交換・買い替えの目安を解説
エラーコードが表示される
エコキュートの故障前の前兆として最も分かりやすいのは「エラーコードの表示」です。エラーコードとは、機器内部に異常が見つかったとき、異常を持ち主に知らせるためエコキュートのリモコンに一定のメッセージが表示されるもの。
メーカーや品番によって異なりますが、たとえば「エラーコード H30」などと表示されます。エラーコードは表示されていてもお湯を送り続けられる場合もあるので、使い続ける人もいますが、問題が大きくなったり使用中に危険を伴う場合もあるので、気づいたら必ずエラーコードが表示されなくなるよう対処しましょう。
電気代・水道代の急激な上昇
ほかに前兆として挙げられるのは「電気代・水道代の急激な上昇」です。
エコキュートは夜間に作ったお湯を室外の貯湯タンクに貯めておき、使うたびにポンプで送るシステムです。貯湯タンクや配管が劣化したり衝撃を受けたりすれば、徐々に漏水を起こす可能性があります。漏水が発生すると貯湯タンクのお湯が減少し、お湯がなくなったと感知したエコキュートが再度お湯を作るループが発生します。結果として急激に電気・水道代が上がってしまうのです。
エコキュートだけでなく、建物にも湿気など悪影響を及ぼす恐れがあるので、急激に電気・水道代が変化したときは原因を探りましょう。
給湯・湯沸かしの際に異音がする
エラーコードに続いて、エコキュートの故障の前兆となりやすいのは「異音」です。
給湯の際に「ブーン」という低い音が鳴り続けたり、「ポンポンッ」と小さな爆発音のような音が聞こえ始めた場合は、必ず専門業者に相談しましょう。
「ブーン」という音は、エコキュートの心臓部であるヒートポンプユニットのファンに異常が発生している可能性があり、「ポンポンッ」という音は不完全燃焼を起こしている可能性があります。
異音は他にも種類があります。普段聞き慣れない音がエコキュートから響いてきたなら、早めに業者に状態確認を依頼しましょう。
エコキュートが故障した!どうすればいい?
続いて、エコキュートが故障してしまい、お湯がでなくなってしまったらどうすればよいのか、確認しましょう。お湯のない生活は非常に不便です。業者が早く駆けつけられるよう、早期に対処しましょう。
エラーコードが表示された:説明書で対応を確認
給湯が止まってしまったとき、リモコンを見ると「エラーコードが表示された」ときは、まずは「取り扱い説明書を見ましょう」。
取扱説明書には、エラーコードの一覧表が記載されています。同時に対処方法も記載されているので試してみましょう。故障が治らない場合に相談するべき窓口の連絡先も記載されているので、連絡してみてください。
異音が発生している:各種メンテナンス後に業者へ連絡
エコキュートに関連する異音は多岐に渡ります。先述した「ブーン」「ポンポンッ」という音のほかにも、「キュルキュル」「ジー」など様々です。
危険ですぐに使用を中止した方がよい異音もある一方で、フィルターの目詰まりなど「各種メンテナンスを施す」ことで解消できる可能性もあります。
たとえば、お風呂の配管出口にあるフィルターを掃除する、貯湯タンク内のお湯を全て抜き取り掃除する、といったメンテナンスを行うだけで問題が解消するかもしれません。取扱説明書を見ると、エコキュートに定期的に施すべき掃除の方法も記載されているので、まずは試してみましょう。
お湯はりが止まらない:各種メンテナンス後に業者へ連絡
トラブルの種類が給湯ではなく「お湯はりが止まらない」ケースの場合も、異音と同様に「メンテナンスで対処」できる可能性があります。エコキュートは浴槽内に設置されているセンサーを通じて満水状態を確認します。センサーに入浴剤が付着していたり、浴槽内のゴミが引っかかったりすると、正常に動作せず満水になってもお湯が出続ける場合があります。
掃除をしても状況が改善しない場合は、専門業者に依頼しましょう。
温度が不安定:水栓に問題がある場合も?
エコキュートが故障してしまうと、給湯温度を調整できなくなってしまい「温度が不安定になる」場合があります。給湯温度を調節する機能は素人では手が出せないので「専門業者に依頼する」ことになります。
また「お風呂の温度は安定しているのに、キッチンの蛇口の温度が不安定」といった場合は「水栓が故障している可能性」があります。近年の水栓はサーモスタット式と呼ばれる機構を採用していて、水栓内部で適温になるように調整されてお湯が出てきます。このサーモスタットが故障すると温度が不安定になるので、水栓の故障も疑ってみましょう。
貯湯タンクからの水漏れ:業者へ連絡
すぐにお湯が切れてしまう場合は「貯湯タンクからの水漏れ」を疑いましょう。
長年使用していると、貯湯タンク本体や配管から徐々にお湯が漏れ出てくる場合があります。経年劣化で生じることの多い問題ですが「業者に連絡」して早めに対処することで水・電気の無駄遣いや、さらなる被害の拡大を防げます。早期発見のためにも、定期的にエコキュートの清掃・メンテナンスを行うことが求められます。
エコキュートの修理費用ってどれくらいなの?
ここまで紹介した不具合を修理する場合、どの程度の費用がかかるのでしょうか。実は費用感を伝えるのは困難です。なぜなら、エコキュートには多くの部品が使用されており、故障した箇所や使用中の製品、設置されている場所など条件によって金額が大きく異なるからです。
大まかな目安をお伝えすると次のとおりです。
- 部分的な補修・部品交換:~30,000円
- ヒートポンプユニットの交換:~200,000円
- 貯湯ユニットの交換:~300,000円
なお、エコキュートは使用期間が10年を超えると故障箇所が多くなるので、1箇所修理しても別の場所の調子が悪くなる場合があります。このため、10年近く使用している場合は、新品への交換も勧められます。新品へ交換する場合は、採用する機種や現場にもよりますが、エコキュート本体と工事費を含めて「300,000~400,000円」ほどで交換できるでしょう。
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まとめ│前兆・故障があったら修理とともに交換も検討を
エコキュートが故障した場合に、どのような対処をすればよいか解説しました。故障の種類によっては、すぐに修理できて費用もわずかで済むケースもあります。しかしタンクの交換など大規模な修理が必要になるケースもあり、費用も高額になってしまいます。
長く使い続けることを考えると、前兆・故障があった場合は、修理に加えて丸ごと交換も含めて検討する必要がありそうです。
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