バランス釜の交換|価格、交換時期、安い&浴槽が広いホールインワンへの交換など紹介
バランス釜の調子が悪くなり、交換を検討している方へ。
「価格が気になる」、「もっと大きな浴槽に交換できる?」などの疑問があることと思います。
そこで今回は水回りのリフォームを得意とする東部燃焼(株)が、バランス釜交換時によくある疑問を、丸ごと解消します。
新しいバランス釜に交換する際に再確認しておきたいメリット・デメリットや注意点も紹介するので、ぜひ最後までご覧下さい。
コラムのポイント
- バランス釜には複数の種類があるので、交換時は、今どの種類を使っているかを把握するのが大切
- バランス釜は古いイメージがあるが、実はバランス釜ならではのメリットもある
- バランス釜の寿命は10年が目安。異変を感じたらすぐに使用をやめるのがおすすめ
- バランス釜交換の選択肢は複数あるが、安い&広い浴槽を希望するなら壁貫通タイプへの交換がおすすめ
Contents
バランス釜の仕組みや種類を簡単解説
バランス釜の交換時には、バランス釜以外へのリフォームも検討するのではないでしょうか。
まずはバランス釜の仕組みや特徴を再確認するので、バランス釜を使い続けるかどうかを判断する参考にして頂けると幸いです。
バランス釜でお湯が沸く仕組み
バランス釜とは、ガスでお湯を沸かす給湯設備のことです。空気を取り込んでガスを燃焼させ、その熱でお湯を沸かします。またガス燃焼時に発生する一酸化炭素等での事故を防ぐため、必ず排気機能も備わっています。
バランス釜は、空気を取り込む方法、排気の方法によって5種類に分かれています。次に、バランス釜の種類を確認しましょう。
危険性が高いため現在は設置が禁止されている種類もあります。長年バランス釜を使っている方は、どの種類を使っているかを、ぜひチェックして下さい。
バランス釜の種類
バランス釜の種類ごとに見た目の特徴も紹介するので、ご自宅のバランス釜と照らし合わせてみましょう。
【BF式(自然給排気)】
外気を取り込んで、給湯設備が自然に排気をします。見た目は以下の特徴があります。
- お風呂の中に給湯設備を設置する
- お風呂の壁に穴を開け、給湯設備の一部を外に出す
- 外から見るとお風呂の壁に四角の穴が空いていて、機械が出ている状態
【RF式(自然給排気)】
外気を取り込んで、給湯設備が自然に排気をします。BF式と違うのは、給湯設備が屋外にある点です。給湯設備は壁掛け型、据え置き型があります。
【FF式(強制給排気)】
外気を取り込んで、ファンで強制的に排気をします。見た目は以下の特徴があります。
- 給湯設備がお風呂の中にある
- 給湯設備に煙突がついていて、煙突は外に少しだけ突き出ている
【FE式(強制排気)】
室内の空気を取り込んで、ファンで強制的に排気をします。見た目は以下の特徴があります。
- お風呂以外の室内に給湯設備を置いていて、給湯設備がある場所には換気口がある
- 煙突が外に出ている
- 外に出ている煙突が下向き
【CF式(自然排気)】※現在、設置が禁止されています。
室内の空気を取り込んで、ファンで強制的に排気をします。見た目は以下の特徴があります。
- 給湯設備がお風呂の中にある
- 給湯設備に煙突がついている
- 外から見ると、煙突が軒先まで突き出ている
CF式は軒先まで出た煙突が風の影響を受けやすく、排気するはずの空気が逆流して、一酸化炭素中毒等の事故が起きる可能性が高い給湯設備です。
現在は新規の設置が禁止されていて、既存のCF式は「RF式」や「FF式」への変更が推奨されています。
バランス釜のメリット・デメリット
団地等、現在でも「バランス釜のみ設置可」の住居がたくさんあります。バランス釜のメリット・デメリットを確認しましょう。
【メリット】
- リモコン操作ができるバランス釜もある
- 乾電池を使う製品なら、停電でもお風呂のお湯が沸く
- シャワーだけでも使用可能
【デメリット】
- 浴槽が小さく、高さがある
- シャワーの水圧が弱い
- 浴槽周辺の掃除が面倒
〈関連記事〉「【バランス釜の掃除方法】リフォーム会社がおしえる汚れの原因、便利な掃除用品など」
従来のバランス釜は「空焚きして浴槽が壊れる」、「追い焚きをしすぎてお湯が高温になる」などで使い勝手が悪く、危険性もありました。
現在は「リモコンで温度設定」、「わきあげ保温」などの安全性と機能性を高めた製品が販売されています。バランス釜の種類によって機能が違うため、交換の際は便利な機能を備えたバランス釜を業者に提案してもらいましょう。
バランス釜の交換価格と寿命
バランス釜の交換作業はガス等を取り扱うため、専門の資格を持つプロでなければできません。
※インターネット上に「DIYで交換できる」という情報がありますが、間違いです。
リフォーム会社、販売業者などに交換を依頼しましょう。
バランス釜の交換価格
〈参考〉公営住宅風呂釜交換
東部燃焼(株)は水回りのリフォームを得意とするリフォーム会社で、バランス釜交換工事を承っています。工事価格の目安は、125,000円〜145,000円(施工費込み)です。
機器やお風呂の状況によって価格が違うため、詳細はお気軽にお問い合わせ下さい。バランス釜交換後も、「操作方法がわからない」などご連絡をいただければ、かけつけます。
東部燃焼(株) お問い合わせ 電話番号:029-350-8001
バランス釜の寿命
ノーリツ等の製造メーカーは、バランス釜の標準使用期間を10年と表示しています。バランス釜の寿命は10年と考えておきましょう。
他にも以下のような症状が出たら、すぐに業者に相談が必要です。
- いつもとは違う変な音
- 変な臭い
- お湯の温度が安定しない、お湯が沸かない
- 給湯設備が錆びている、黒く変色している
- 給湯設備から水漏れしている
異変を感じながら使い続けると、やけど、火災、給湯設備の爆発、一酸化炭素中毒などの危険性があります。
BF式バランス釜は安い&広いホールインワンに交換できる
バランス釜を交換する際には、以下のような選択肢があります。
- 新しいバランス釜に交換
- ガス給湯器に交換
- ユニットバスに交換
- ホールインワンに交換
〈関連記事〉「ユニットバスの交換費用を解説|費用の内訳・費用ごとの性能の違いなども紹介」
この中でも「なるべく安く交換したい」、「今より便利なお風呂にしたい」、「浴槽を広くしたい」とご希望なら、ホールインワンがおすすめです。
ホールインワンとは「壁貫通タイプの給湯設備」の商品名で、BF式バランス釜設置のための壁の穴に給湯設備を取り付けます。
これまで給湯設備を置いていたスペースが空くため、その分だけ広い浴槽を設置可能です。
※既存のバランス釜がBF式以外の場合は、ホールインワンに交換できない点に注意が必要です。
ちなみに『ホールインワン』はリンナイが発売している商品名で、メーカーごとに商品名が違います。業者にお問い合わせの際は「バランス釜を壁貫通タイプに交換したい」とお話し下さい。
- ノーリツ:『バスイング』
- ハウステック:『カベピタ』
バランス釜交換時の注意点
賃貸物件のバランス釜が壊れたら、まずは大家さんor不動産会社に連絡が必要です。ご自分で業者に連絡しないよう、ご注意下さい。
壊れていない状態で交換したい場合も、大家さんor不動産会社に必ず相談しましょう。既存のバランス釜は大家さんの所有物であることを忘れずに、行動するのが大切です。
また、バランス釜を交換する際に省エネ設備(エコジョーズ等)を導入すると、国や自治体の補助金をもらえる可能性があります。
省エネ設備はバランス釜よりも高額ですが、「補助金をもらえる」他に「光熱費が安くなる」等のメリットがあります。長期的にお得な方法を考えて、バランス釜の交換を検討するのがおすすめです。
〈関連記事〉「給湯器の買い替えで押さえておくポイントを紹介|費用の比較・エコキュートなどについて紹介」
まとめ
バランス釜に異変を感じたら、火災等の事故が起きる危険性があります。すぐに使用をやめて、業者に連絡をしましょう。
交換が必要な場合、まずは「現在お使いのバランス釜の種類」を把握するのが大切です。
BF式ならホールインワン等に交換可能ですし、バランス釜以外へのリフォームを検討する場合は、補助金を貰える可能性があることも、念頭に置いておいていただけると幸いです。
バランス釜の交換は専門の資格を持つプロに依頼する必要があります。ぜひリフォーム会社等に相談しながら、最適なプランを提案してもらって下さい。
東部燃焼(株)は、茨城県全域とその近隣地域で施工可能のリフォーム会社です。
丁寧な対応と施工に自信がありますので、水回りのリフォームを含む各種リフォームを、お気軽にご相談下さい。
東部燃焼(株) お問い合わせ 電話番号:029-350-8001
ショールームでは専門知識を持つスタッフに、直接ご相談いただけます。ご用命があればお迎えにあがりますので、ご連絡下さい。
東部燃焼(株) ショールームのご案内 電話番号 029-350-8001
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