オール電化の電気代が冬に4万超え|1人、4人、6人などの電気代と節約方法を解説
先日、SNSで「オール電化の電気代が冬に4万超え。高い!」といった内容の投稿を目にしました。
実はオール電化の電気代に関しては、1年を通して「意外と高くて後悔」と「予想より安くて満足」という声があります。
オール電化導入を検討中の方にとって、どちらを信じればいいのか迷いますよね。
そこで今回は、オール電化工事も手掛けるリフォーム会社の東部燃焼(株)が、オール電化の電気代について詳しく解説します。
「今後の電気料金値上がりについて」や「節約方法」なども紹介するので、ぜひ最後までごらん下さい。
コラムのポイント
- 4〜5人家族の場合、オール電化の電気代が冬に4万超えする可能性がある
- オール電化の電気代は世帯人数、家の広さ、電気の使い方などによって違う
- 電気代の値上がりが続いているが、一旦上げ止まりする。その後の動向についても情報を見ておくのがおすすめ
- オール電化以外の選択肢(「電気+ガス」、「ハイブリット」」もある。ご家庭ごとに最適な選択が違う
Contents
オール電化の電気代が冬に4万円超え|世帯人数別の電気代を紹介
オール電化の電気代は、世帯人数、家の大きさ、利用する電力会社などによって違います。明確に「◯人で■円」とは言えないものの、今回は目安となる金額を試算しました。
以下4つの条件で世帯人数別の電気代を紹介するので、参考にして下さい。
- 電気代が高いと言われることがある4つの地域をピックアップ(北海道、東北、関東、四国)
- 各地域の中から、冬の気温一番低い都道府県をピックアップ(北海道、岩手県、栃木県、香川県)
- オール電化向けの電力プランで試算(夜間に電気代が安く、昼間に電気代が割高という特徴があります)
- 月によって電気代が違うことが予測できるため、年間の電気代を紹介
※電気代の試算は、設定条件によって変化します。また電力プランの内容も変更となることがあるため、あくまでも目安としてごらん下さい。
1人暮らし
地域・都道府県名 | 1人暮らしの電気代(年) |
北海道 | 83,000円〜113,000円 |
東北(岩手県) | 60,000円〜82,000円 |
関東(栃木県) | 66,000円〜84,000円 |
四国(香川県) | 59,000円〜94,000円 |
※金額は目安です。
1人暮らしの電気代は、1年を通して1万円を下回るイメージです。
ただし、例えば「春に出張等で1ヶ月間家にいなかった」という月と「冬に1ヶ月間テレワークしていた」という月を比べると、大きな差額が出ると予測できます。
2人〜3人世帯
地域・県名 | 2〜3人世帯の電気代(年) |
北海道 | 131,000円〜181,000円 |
東北(岩手県) | 105,000円〜162,000円 |
関東(栃木県) | 112,000円〜162,000円 |
四国(香川県) | 99,000円〜163,000円 |
※金額は目安です。
2〜3人世帯の電気代は、季節によっては1万円を超えるイメージです。1人暮らしと比べて「電気代が高い」と感じる方が、多いのではないでしょうか。
電気代が高くなる原因の1つに、必要なアンペア数の変化が考えられます。1人暮らしの場合は20〜30アンペア、2〜3人世帯では30〜60アンペアが一般的です。
【アンペア数を増加による基本料金アップ+世帯人数が増加による電気使用量アップ】で、毎月の電気代が高くなります。
4人〜5人世帯|冬に4万超えする可能性アリ
地域・県名 | 4〜5人世帯の電気代(年) |
北海道 | 152,000円〜202,000円 |
東北(岩手県) | 126,000円〜193,000円 |
関東(栃木県) | 135,000円〜187,000円 |
四国(香川県) | 117,000円〜185,000円 |
※金額は目安です。
4〜5人世帯では、地域によって電気代が年間20万円以上となる可能性があります。冬には住宅設備(エアコン、床暖、融雪機など)の使い方によって、月4万超えとなることも予測しておきましょう。
こちらの記事では、全国の金額(4人家族)を紹介しています。
〈関連記事〉オール電化の平均電気代(4人家族)|地域の電力会社別料金、夏・冬の節約術など解説
ただし冬は「電気+ガス」の住宅でも光熱費が増えますし、「エアコンの代わりに灯油ストーブを使う」といったご家庭では灯油代も必要です。
家の広さ、部屋の使い方などに合わせて、電気の使い方を見直してみるのがおすすめです。
6人世帯
地域・県名 | 電気代(年) |
北海道 | 191,000円〜237,000円 |
東北(岩手県) | 162,000円〜232,000円 |
関東(栃木県) | 175,000円〜224,000円 |
四国(香川県) | 151,000円〜222,000円 |
※金額は目安です。
家族構成にもよりますが、6人世帯で電気使用量が多くなることは避けられません。冬は4〜5万円の電気代となることも、予測しておきましょう。
世帯人数別の電気代を紹介してきましたが、ご家族のライフスタイルによって「もっと高額」or「もっとお得」になる可能性があります。
リフォーム等でオール電化を検討中の方は、最近の電気の検針票を用意して詳しい試算をしてみて下さい。
電気代の試算は電力会社のホームページでできるのが一般的ですが、試算方法がわからない場合は、電力会社に電話で問い合わせをしてみるのがおすすめです。
こちらの記事でオール電化住宅に住んでいる方の感想をチェックできます。
〈関連記事〉オール電化とは|使用者の口コミからわかるメリット・デメリット、電気代など解説
オール電化の電気代が高い原因とは|電気代値上がりについて解説
電気代が高いと感じる場合の主な原因は、以下の4つです。
- アンペア数による基本料金が負担になっている(必要なアンペア数を上回るアンペア数で契約している可能性あり)
- 家電の稼働効率が悪い(エアコンフィルターの掃除をしていない等、通常よりも電気を多く使っている可能性あり)
- 電力プランが合っていない(ライフスタイルに合わない電力プランの利用で、料金が割高になっている可能性あり)
- 電気代が値上がりしている
特に電気代値上がりについては、「今後も値上がりし続けると家計が苦しくなる…」と不安を感じている方も多いと思います。
電気代は、発電に必要な燃料の価格に大きく左右されます。近年は燃料価格が上がり続けていて、電気代の値上がりにもつながっています。
ただし燃料費の価格を調整する制度(燃料費調整制度)も整っていて、燃料価格の値上がり分を電気代に反映させる範囲には、上限があります。
2022年2月には北陸電力、2022年3月には関西電力・中国電力が上限に達するため、この電力3社の電気代値上げについては、ひとまずストップとなります。
他の電力各社も値上げを続けているため、近いうちに同じ状況になる可能性があると考えておきましょう。
電力各社が国に申請をして更なる電気代値上げが可能になるケースもあるため、燃料の供給事情等の動向に注目しておくのがおすすめです。
次にオール電化の電気代を節約する方法を紹介するので、ぜひチェックして下さい。
オール電化の電気代を節約する3つの方法
前述した電気代が高い原因をふまえて、3つの節約方法を紹介します。
1.アンペア数が最適かを確認
アンペア数は、ご家族の人数や家の大きさによって決めるのが一般的です。
アンペア数が最適かどうかは生活してみてわかるものなので、基本料金が高いと感じている場合は、「電気の使い方とアンペア数が合っているか」を確認してみましょう。
2.家電が効率よく稼働しているかを確認
家電の稼働率が低い原因は、主に以下の2つです。
- お手入れ不足(エアコンのフィルター掃除をしていない等)
- 家電の劣化
例えばエアコンのフィルター掃除をすると、同じ設定でも風量が全く違うことに気づくと思います。節約に直結するため、こまめにお手入れをしましょう。
また家電は日々の使用で劣化していくため、古くなると「壊れていないけど稼働率が悪い」という状態になるのが一般的です。
省エネ機能搭載の家電を選ぶことで節約&快適性アップの効果が得られるため、古い家電を使っている場合は買い替えも検討してみて下さい。
東部燃焼(株)は、家電を特価で販売&ご自宅までお届けしております。茨城県とその近隣地域にお住まいの方は、お気軽にお問い合わせ下さい。
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3.電力プラン内容を確認
オール電化住宅では、電力会社のオール電化向け電力プランを活用するのが一般的です。
電力プランの内容を理解して上手に電気を使うと、今よりも電気代が安くなる可能性がありますよ♪
- 深夜に洗濯乾燥機や食器乾燥機を稼働させる
- 日中はなるべく1つの部屋に集まって過ごす など
一方で「世帯人数が多くて複数の部屋で24時間電気を使う」といったライフスタイルのご家庭がオール電化向け電力プランを利用すると、電気代が高額になってしまいます。
電力プラン見直しで1ヶ月5,000円以上の節約が期待できるケースもあるため、ぜひ最適な電力プランを選んで下さい。
オール電化以外の選択肢(「電気+ガス」、「ハイブリット」)もチェック
リフォームや新築のプランを作成中で「オール電化」、「電気+ガス」どちらを選べばいいか迷っている方も多いと思います。
オール電化以外の選択肢についても、簡単に確認しておきましょう。
「電気+ガス」のメリット・デメリット
「電気+ガス」を選択するとお湯切れの心配がありません。本格的に料理をする方にとっては、コンロの火力が強いというメリットもあります。
ただし直火を使うため火の取り扱いに注意が必要です。ガス漏れにも注意しましょう。
ガス給湯器にも省エネタイプの機器があるため、気になる方はお気軽にお問い合わせ下さい。
東部燃焼(株) お問い合わせ:029-350-8001
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「ハイブリット」のメリット・デメリット
「ハイブリット」とは電気、ガス両方でお湯を作れる給湯機器のことです。
オール電化向けの電力プランと相性が良く、ライフスタイルによっては電気代を節約しながらお湯切れの心配も無いという魅力があります。
ただしまだ新しい給湯機器なので初期費用が高い点がネックです。初期費用の負担を減らせるリースといった方法もあるため、導入を検討する方はリフォーム業者等に相談するのがおすすめです。
※リースは初期費用の負担が無い点がメリットですが、購入と比べて支払総額が高くなるのが一般的です。
まとめ
オール電化の電気代を世帯人数別に試算し、今後の電気代値上がり状況やオール電化以外の選択肢についても紹介してきました。
オール電化の特徴をお得&快適な生活につなげるためには、ご家族全員が電力プランの内容を理解して上手に電気を使うのが大切です。
ただし電気の上手な使い方、住宅設備の選び方など全てを把握するのは大変なので、親身に対応してくれるリフォーム業者等に相談しながら、最適なライフスタイルにつなげて頂けると幸いです。
茨城県とその近隣地域でオール電化に対する疑問や不安がある方は、東部燃焼(株)にご相談下さい。明るく丁寧なスタッフが迅速に対応いたします。
※ショールームでご相談希望の方は、ご用命頂ければお迎えにあがります!
東部燃焼(株) お問い合わせ:029-350-8001
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「どんな人が対応してくれるの?」と不安をお持ちの方は、東部燃焼(株)のYou Tubeチャンネルもぜひごらん下さい。