【オール電化の電気代が高い原因は5つ】対策4つも解説

【オール電化の電気代が高い原因は5つ】対策4つも解説

冬に電気料金をみて、高額な請求に驚く人もいるのではないでしょうか。特に今冬は、燃料価格の高騰や強烈な寒波で電気代が高額になる傾向にあります。
ガスを使用している家庭でも高額な請求に驚く中で、オール電化の住まいは毎月の電気料金の請求が怖くなってしまいます。

そこで本記事では「オール電化の住まいで電気料金が高額になってしまう原因とその対策」を解説します。

中には手間を伴う対策もありますが、長期的に見ると手間に見合う効果が得られるので、ぜひ今日からでも対策を実施してみましょう。

>関連コラム:「オール電化をやめたい」と思っている人へ│ガス切り替えの選択肢を紹介!


コラムのポイント

  • オール電化住宅の電気代が高額になる原因が分かる
  • オール電化住宅で電気代を節約する方法が分かる

オール電化で電気代が高額になる原因5選

オール電化の住まいで電気代が高額になってしまう原因は、これから紹介する5つです。自分の電気の使い方に思い当たる点はないか確認してみましょう。

原因(1)燃料効率の悪い暖房機器を使用している

原因(1)燃料効率の悪い暖房機器を使用している

まずは「燃料効率の悪い暖房機器の使用」です。

暖房機器は同じ電気の消費量でも、効率的に熱を生み出せるものと、そうでないものがあります。当然「効率の低い暖房器具を使用すれば、電気料金は高額に」なります。

効率の高い暖房器具の筆頭は「エアコン」です。エアコンは、空気の圧縮により空気中から熱エネルギーを取り出すヒートポンプと呼ばれる機構を採用しています。使用したエネルギー以上の熱を取り出せることから、非常に高い効率で住まいを暖めます。

一方で、赤外線ストーブのような暖房器具は電気で直接熱を作り出すため、熱を作り出す効率は低めです。
ただし、局所的な暖房には向いているので、それぞれの暖房器具を適材適所利用することが大切です。

原因(2)エコキュートの貯湯量以上利用している

次に「エコキュートの貯湯量以上のお湯を使っている」ことも電気代が高額になる原因となります。

エコキュートは、深夜の電気代が割安な時間にお湯を作り、昼間に使用する形式の給湯システムです。一般的に、370リットルタイプと460リットルタイプが流通していますが、設置したエコキュート内のお湯を使い切ってしまうと、電気代の高い昼間のうちに再沸騰させるために電気代が高額になってしまうのです。

>関連コラム:エコキュートってなに?設置する詳細を初心者目線でまとめました

原因(3)昼間家にいて電気を使うから

原因(3)昼間家にいて電気を使うから

「昼間家にいること」も電気代が高額になる原因です。

エコキュートの項でも述べたとおり、電気代は割安な時間と割高な時間とがあります。エコキュートに向けた電気プランの多くは、昼間の電気料金は割高に、夜間の電気料金は割安に設定しているので、昼間に在宅して電気を多く使えば、電気代は高くなります

>関連コラム:オール電化の電気代が昼間家にいると高い理由とは|節約方法、ガス併用との比較を紹介

原因(4)契約しているアンペア数が高い

契約している「アンペア数が高い場合」も電気料金は高額になります。

電気事業者と契約する場合に、30A(アンペア)・40A・50A・60Aなどと、アンペア数を設定します。アンペア数は大きくなるほど、宅内で一度にたくさんの電気を使用してもブレーカーが落ちにくくなります。

一方で、アンペア数は大きくするほど、毎月定額でかかる基本料金や電気の使用単価が高額になります。
契約しているアンペア数が過剰なものの場合、無駄に電気料金を支払っている可能性があります。

原因(5)使い方に合わない料金プランを利用している

原因(5)使い方に合わない料金プランを利用している

最後に「使い方に合わない料金プランを利用」している場合も、割高な電気料金を支払うことになります。

一般的に、同じ電気事業者でも複数のプランが用意されています。夜間電気を多く使用する人向けのプラン、昼間電気を多く使用する人向けのプランなど、個々人の生活スタイルに合わせてプランを選定することで、電気料金は割安に抑えられます。

一方で、実は最初に選んだプランがあなたの生活スタイルに合わずに、毎月割高な電気料金を支払う事態に陥っているかもしれません。

オール電化で電気代を安くする対策4選

では、どうすれば電気代を安くできるのでしょうか。4つの対策を解説します。

対策(1)電気代が安価な時間帯に利用する

1つ目の対策は「電気代が割安な時間帯に利用する」ことです。

一般的に、プランごとに電気料金が割安に設定される時間があります。詳細な時間は電気事業者やプランによりますが、たとえば夜8時から電気料金が安くなるプランを利用する場合は、8時まではLDKに家族が集まり、1つのエアコンで暖を取る。8時を過ぎてから個室の暖房器具も使用するといったルール作りを行うことで、電気料金を抑えられる可能性があります。

また、電気料金が割高な昼間は陽の光で暖を取り厚着をして、暖房器具を使用しないことも効果的です。

対策(2)家電の消費電力を把握する

対策(2)家電の消費電力を把握する

2つ目の対策は「家電の消費電力を把握する」ことです。

家電にはそれぞれ消費電力が設定されています。消費電力の大きな家電の使用頻度を下げれば、電気代削減に大きな効果を発揮します。逆にコタツやホットカーペットなど、消費電力の低い暖房器具の存在を知ることで、どの家電を使用すれば電気料金が上がるのか、または下がるのかを把握できます。

また、消費電力の高い家電を先述した割安な電気料金の時間帯に使用するのも手です。

対策(3)適切な料金プランに切り替える

3つ目の対策は「適切な料金プランに切り替える」こと。

電気料金の契約には様々なプランがあり、あなたの生活スタイルに合致する料金プランに切り替えることで、割安に電気を使えるでしょう。

オール電化でエコキュートを使用している人は、一般的には夜間の電気料金が安価なプランがおすすめです。しかし昼間の在宅率が高く電気をたくさん使うなら、夜間型のプランから切り替えた方が安くなる可能性があります。また、家を空けることが多い人なら、基本料金が無料で従量課金部分が割高なプランのほうが安くなるかもしれません。

このように、生活スタイルとプランとを対比させてみましょう。

対策(4)再沸き上げを意識的に止める

対策(4)再沸き上げを意識的に止める

4つ目の対策は「エコキュートの再沸き上げ機能を停止」することです。

エコキュートにはお湯の供給を止めない目的で、貯湯量がわずかになったときに自動で再度沸き上げを始める機能がついています。しかし、電気料金の割高な時間に再沸き上げをすると電気代が高額になってしまうでしょう。

家族全員のお湯の使用が終わったら、意識的に再沸き上げの休止ボタンを押しましょう。
旅行などで長期にわたって外出するときも、再沸き上げの休止を設定しておくと、無駄な電気代を払わずに済むのでおすすめです。

3万…4万…。極端に高額になるなら

もしも、極端な使い方をしていないにも関わらず電気料金が3万、4万と高額になってしまう場合は、極端に効率の悪い暖房器具や給湯器を使っているのかもしれません。

この場合は、古い機器を買い替えることで電気料金を劇的に下げられる可能性があります。

暖房機器の買い替えを検討する

暖房機器の買い替えを検討する

まずは「暖房器具」を疑ってみましょう。

エアコンを10年、15年と利用し続けている人や、小型の電気ストーブ、オイルヒーターで室内全体を温めている人は、暖房器具が原因で電気代が高額になっている可能性が。
最新型のエアコンに交換するだけで、電気代を大幅に節約できるかもしれません。また、LDKなど大きな空間を暖めるのに最適な、エアコンや石油ファンヒーターといった設備の導入でも電気代を抑えられる事例もあります。

古すぎる暖房器具を使用していないか、暖房器具の使い方が誤っていないか、確認するようにしてみましょう。

温水器の買い替えを検討する

温水器の買い替えを検討する

>施工事例:灯油ボイラーからガス給湯器へ

次に「温水器の買い替え」も検討しましょう。

エコキュートではなく、必要な分だけ必要に応じてお湯を沸かす温水器を利用している人も、割高な電気代を支払っている可能性があります。深夜電力でお湯を沸かすエコキュートは、電気代の節約の面では大きな効果を発揮します。
また、ガスを利用するエコジョーズや、石油式ボイラーなど、地域によって最適な給湯システムは異なるので、専門家に相談しながらあなたの生活スタイルにあった給湯システムを導入しましょう。

>関連コラム:【2023最新】給湯器交換に使える補助金「給湯省エネ事業」「こどもエコすまい支援事業」を解説

まとめ│オール電化が高いのには訳がある

まとめ│オール電化が高いのには訳がある

>施工事例:電気温水器からガス給湯器へ

オール電化を導入しているのに電気代が高額な人を対象に、原因や対策について解説しました。
電気代は1つ1つの家電製品で使用された電気量、およびその時間帯によって算出されます。電気料金が高いということは、何らかの原因があるということです。

プランに原因があるのか、生活スタイルに原因があるのか、または暖房や給湯器といった機器に原因があるのか、原因を突き止めて対策を施し、電気代を節約しましょう。

 

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